便秘は万病のもと!便秘薬を止めて毎朝自然な排便を「下剤を止める5つのステップ」スッキリ便通コントロール

便秘は万病のもと!便秘薬を止めて毎朝自然な排便を「下剤を止める5つのステップ」スッキリ便通コントロール

 

 

あなたの下剤、正しいですか?

 

「便秘薬を続けていたらだんだん薬が効かなくなってきた」
そんな経験がある方は少なくないと思います。

 

長期間「刺激性下剤」を使って毎日大腸を無理矢理動かしていると、
大腸が疲弊して腸管神経叢がダメージを受けます。
腸管粘膜に炎症が起こりこれが進行して炎症が筋層に及ぶと腸の運動機能障害が起こります。

 

腸管の運動は腸内フローラの維持に大切な因子であるため、
ここに乱れが生じると粘膜炎症が悪化して「便秘薬を増やさないと効かなくなる」
という悪循環をもたらしてしまいます。

 

下剤の種類

 

下剤には以下のような種類があります。

 

・大腸刺激性下剤

大腸粘膜に刺激を与え、排便をうながす。

商品名:プルセニド、アローゼン、ラキソベロン、テレミソフト、センナ葉エキス

 

・小腸刺激性下剤

小腸を刺激し、腸の動きを活発にすることで排便をおこす。

商品名:ひまし油

 

・クロライドチャンネルアクチベーター

腸管内の水分分泌を促進し、便を柔らかくする

商品名:アミティーザ

 

・浸透圧性下剤

腸管内で長く留まるため、便の水分を保つ。

商品名:酸化マグネシウム、カマ、マグコロール

 

・膨張性下剤

水分を吸収しつつ、便に浸透。便のカサ増し効果

商品名:パルコーゼ

 

腸を刺激する便秘薬は薬がだんだんと効かなくなり腸の動きを低下させてしまうため、
酸化マグネシウム系の薬や刺激系の薬のなかでも量が調整しやすく副作用の少ないラキソベロンなどを併用して強い便秘薬からの離脱をはかります。

 

腸の動きを取り戻すためには、腸内細菌と自立神経

 

刺激の弱い薬を使って規則正しい排便が取り戻せるようになった。
その次は、腸内細菌を増やして腸の動きを取り戻します。

 

いわゆるビフィズス菌や乳酸菌を摂れば腸内環境は改善されるのでしょうか?
乳酸菌やビフィズス菌は生物学的には細胞に核を持たない真正細菌の一種です。
真正細菌とはバクテリアのことですが、ぶどう糖を栄養に乳酸や酢酸をつくります。
この酸が悪玉菌を減らして善玉菌を増やし腸の動きを活発にします。

 

乳酸菌とビフィズス菌の大きな違いは菌の数です。乾燥させた便1gあたり・・・
・乳酸菌は1000万〜1億
・ビフィズス菌は100億〜1000億
と腸内の善玉菌の99.9%はビフィズス菌が占めています。

 

これらの菌の死骸が便の材料となります。
また腸のターンオーバーが活発になると腸粘膜がはがれ落ち、この垢が良い便を作ってくれます。

 

精神的なストレスによって腸の動きが強くなったり弱くなったりすると便秘が起こりますが、
これは自律神経の「交感神経」が深く関係しています。

 

自律神経と腸の動きについて

 

 

下剤を止める5つのステップ

 

下剤を止めて便秘を改善するステップです。
・頑固な宿便を排泄させる(ここは刺激性下剤を使用することもあります。医師に相談して下さい)
・非刺激性下剤を使って規則正しい排便習慣をつける(マグミッドやカマなど)
・ビフィズス菌、食物繊維を積極的に摂り、腸内細菌を増やして腸管機能を向上させる
・便意を起こすために睡眠や食生活を整え、副交感神経を働かせる
・いきむ力を付けるために筋力をキープする

 

長い間下剤を使って疲弊した腸の機能を取り戻すにはやはり時間がかかります。
焦らずゆっくりと腸の働きを回復させてあげて下さい。

 

腸年齢は見た目年齢。腸内細菌を育てて本来の「腸力」を取り戻して下さいね!

 

 

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