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子どもが野菜を食べてくれません、栄養のバランスが心配です
「子どもの好き嫌いが多く困っています」そんなお悩みがよく寄せられます。
特に野菜、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素が不足しないか心配になりますよね。子どもの好き嫌いをなくして栄養をバランス良く摂取させるのは根気と工夫が必要です。
”野菜は嫌い、食べたくない”そんな先入観を取り払い、上手に栄養を摂る方法を探してみましょう。。
野菜嫌いだけど、栄養のバランスはどうする?
うちの長男はとにかく野菜がきらいでした。
アレやコレやと工夫して食べさせますが食べたと思ったら吐いてしまう、その繰り返し。
1時間かかって一生懸命作った食事を吐かれると怒りと悲しみで一杯になります。激怒して息子を叱ったこともありました。
なんでも食べてくれる子が本当に羨ましかったです。こんなにも野菜不足だと、ビタミン、ミネラルが不足してしまうのではないかといつも心配していたのを記憶します。
ブロッコリーだめ、青菜だめ、トマトだめ、豆類だめ、食べられるのはレタスと根菜だけ。それはそれは苦戦しました。
子供の嗜好というのは本当に難しい。でも大人になると変わるから不思議です。だからあまり無理強いしなくても良いのかもしれませんね。
私はよく野菜を食べろ食べろと言いますが、それは野菜嫌いな人には酷なことだったなあと思います。
先日も読者のMちゃんよりご相談がありました。「お野菜が嫌いで便秘です」と。ハッとしました。
私は野菜が好きで、嫌いな人の気持ちを考えていなかったなあ。
どんな人でも解決できるような解決策を提案するのがアドバイザーの力量というものだろう、と反省したのです。本日はそんな野菜嫌いな人のための便秘、栄養解決方法です。
野菜を食べないと栄養不足になる?
私の知り合いに全く野菜を食べない人が3人います。まだ2人は若い男の子と女の子。もう1人は60代の医師です。
2人の若い子は見た目は元気です。でも、しょっちゅう風邪を引いたり、口内炎を作ったりしています。
60代の医師はかなり深刻なメタボで、100メートル歩いただけで息が上がってしまうほど呼吸機能が低下しています。だから交通手段はすべて車を使い歩こうとしません。
3人の共通点は酷いアレルギー、薬が手放せません。
野菜には多くの栄養素を含みます。ビタミン、ミネラルの多くを人は野菜から摂取します。野菜を食べない人は野菜ジュースや青汁などのドリンクで野菜代わりにビタミン、ミネラルを接収しようとしますが、それだけでは不十分です。
ビタミン、ミネラルが不足すると口内炎、頭痛、肌荒れ、粘膜の炎症、妊婦さんはつわりが酷くなります。
その他の病気としては・・・
- 「脚気」・・・ビタミンB1不足から起こると言われ、全身の倦怠感、食欲不振、足のむくみやしびれが症状として現れます。
- 「壊血病」・・・ビタミンC不足です。身体のあちこちから出血が起こる病気です。歯茎から血が出やすい、すぐに青あざができる等の症状が出現します。
- 「悪性貧血」・・・ビタミンB12不足のために赤血球が正常に成長出来なくなります。萎縮性胃炎、知覚障害などが起こります。
- 「くる病」・・・ビタミンD不足から起こります。骨の石灰化障害が起こり骨粗鬆症の原因となります。
- 「ペラグラ」・・・ナイアシン不足による肌荒れです
ビタミン、ミネラル不足は病気という形ではなくとも、はっきり症状を訴えることが出来ない様々な体調不良を引き起こします。
食物繊維不足は腸内フローラを貧弱化させる!
また、野菜を食べないと腸内フローラに住む細菌の種類が減ってしまします。腸内細菌は食物繊維やオリゴ糖をエサにして腸管内に定着するからです。
長寿の地域では食物繊維と発酵食品の摂取量が他の地域に比べて断然多いことが報告されています。
野菜が苦手でも食べられる野菜はありますよね。キノコ、海藻、果物(果糖が多いため食べ過ぎにはご用心)にも食物繊維は沢山含まれます。
自分が食べられる物を選んで摂るようにしましょう。
足りない栄養はサプリメントで補いましょう
食事で栄養を補うことが一番ですが、忙しい毎日の中では難しいことも・・・
「新型栄養失調」という言葉が出来たくらい現代人はビタミン、ミネラルが不足しています。それは野菜の栄養価が低下していることも原因の1つです。
普段の食事で栄養を摂れている人は、市販のマルチビタミンやミネラルを時折補うくらいで十分かもしれません。
しかし、自炊ゼロ、食生活に自信がないという人は水溶性ビタミン、脂溶性ビタミンが必要量きちんと含まれているサプリメントを選ぶようにしましょう。
私がお勧めするビタミン、ミネラルは分子生理化学研究所のワカサプリです。ビタミンB、ビタミンC、ビタミンDの3種類を合わせて摂ることをお勧めします。
食物繊維の種類は?お勧めは?
食物繊維不足もきちんと補わなければなりません。しかし、食物繊維のサプリを選ぶのはとても難しいのです。
どんな種類が自分の腸に合っているのかを色々試してみなければ、その人に最適な食物繊維は分からないからです。
合わない食物繊維を摂り続けるとお腹が張ったり、便秘の原因になったりすることがあります。
水溶性食物繊維
- ペクチン – 植物の細胞壁における細胞間接着物質であり、果物に多く含まれる
- グアー豆酵素分解物 – 増粘安定剤(食品添加物)として用いられる
- グルコマンナン – コンニャク芋の貯蔵炭水化物であり、こんにゃくの原料、なお、固化したこんにゃくは不溶性食物繊維が大半となるβグルカン
- 難消化性デキストリン
- ポリデキストロース(英: Polydextrose) – 化学的に合成された人工の水溶性食物繊維
- イヌリン – ゴボウやキクイモなどキク科植物の根や地下茎に含まれる貯蔵炭水化物
- アラビアガム – アカシア属アラビアゴムノキ(Acacia senegal)、またはその同属近縁植物の樹皮の傷口からの分泌物を乾燥させたもの
- 難消化性オリゴ糖
- マルチトール
- サイリウム(海藻に含まれる水溶性食物繊維)
- アガロース – 海藻のうち紅藻の細胞壁の主要構成要素であり、紅藻から抽出される寒天の主成分
- アルギン酸ナトリウム – 海藻のうち褐藻の細胞壁の主要構成要素であり、コンブなどに含まれる
- カラギーナン – やはずつのまたやすぎのりなどの紅藻類に多く含まれる多糖
- フコイダン、ポルフィラン、ラミナランなど
不溶性食物繊維
- セルロース、ヘミセルロース、リグニン – 植物の細胞壁の主要構成要素で、野菜など植物性食品から多く得られる。日本人は平均15g/日の食物繊維を摂取しているが、そのうち12gは不溶性食物繊維で、そのほとんどがセルロースであると推定されている
- キチン、キトサン – 甲殻類の殻や菌類の細胞壁などの主成分
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の特性をあわせ持つもの
- レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)
Wikipedia参照
子どもが食べやすいグラノーラなどにも食物繊維が多く含まれます。また無糖ヨーグルトにオリゴ糖を足すなどすると食物繊維が上手に摂れます。
子どもの好き嫌いは大きくなると自然に直っていくものですが、残す度に叱られていると恐怖心が記憶され食べられなくなることがあります。
食卓には出すけれど、無理強いはせずに、大人が美味しそうに食べる姿を見せてあげることが大切でしょう。
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