大腸がんの原因は腸内毒素コリバクチン「最新腸内細菌研究情報」

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大腸がんの原因は腸内毒素コリバクチン「2人に1人、腸内毒だらけ」

日本では大腸がん罹患者数が増加しており、年間罹患者数は14万人を超え、死亡者数は年間53,000人以上と言われています。
全がんで1位の大腸がんの原因は腸内細菌から分泌されるコリバクチン毒素による変異が原因だと、国立がん研究センターを含む11か国の国際共同研究より発表されました。

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腸内細菌から分泌されるコリバクチン毒素とは?

コリバクチン毒素(colibactin)とは、大腸がん患者の腸内より分離された大腸菌産生毒素。
大腸がんを対象とした解析の結果、日本人症例の5割に、一部の腸内細菌から分泌されるコリバクチン毒素による変異パターンが存在することが明らかになりました。コリバクチン毒素による変異パターンは、高齢者症例(70歳以上)と比べて若年者症例(50歳未満、大腸がん全体の約10%を占める)に3倍多いという!若年大腸がん増加の原因はコレだったのですね!

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コリバクチン毒素を排出させる食生活

ここからは「またかよ」という同じ結末にたどり着くわけですが・・・
西洋式の食事がコリバクチン毒素による大腸がんを増やす、という研究結果が出ています。
これは熊本大とハーバード大がアメリカ人を対象に行った研究で、西洋式の食事とコリバクチン産生菌について関連を見たものです。
コリバクチン産生菌の多い人は、西洋式の食事をあまり食べなければ、大腸がんのリスクは1.23倍程度ですが、西洋式の食事をよく食べる人は、大腸がんのリスクが3.83倍になります。
やはり日本人の大腸がん増加を食い止めるためには、昔から引き継がれている野菜と発酵食品の食生活を取り戻す必要があるようです。

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