NHK今日の健康「大腸がん・早期発見、早期治療」カプセル内視鏡、CTコロノグラフィーとは?

NHK今日の健康「大腸がん・早期発見、早期治療」

 

最近、NHKを見ることが多くなりました。
民放と違い、スポンサーがいないから偏った情報が少ない気がします。
特に健康番組は安心して見られるし、最新情報も多いです。

 

先日も仕事をしながら横目でみていたら今日の健康で「大腸がん」特集が・・・
これは私の分野ですね。
待っていましたよ〜

 

どんな番組か気になります?
大腸がんを早期発見をするためにどんな検査をすれば良いのか?
分かりやすくまとめた番組でした。
本日は・・・NHK今日の健康から「大腸がん検診について」お届けします。

 

 

日本では受診率が低い大腸内視鏡検査

 

近年、増え続ける大腸がんですが日本ではまだまだ「大腸内視鏡検査」の受診率が低いのが現状です。
アメリカでは検査料を無料にし、受診率の大幅な改善をはかっているようです。

私もよくご紹介していますが、大腸がんを早期発見する検査は主に2つ。
便潜血検査と大腸内視鏡検査です。

先日ブログでもまとめましたが、大腸がんは大きくなると出血をするため便の中に血が混じることが増えていきます。

便潜血検査について詳しくはこちら⇩

便潜血検査で陽性と言われました「これって大腸がんっていうこと?」便の検査でわかる病気

 

便潜血検査が陽性になったら必ずしも「大腸がん」という訳ではありません。
しかし、その陽性の方のうち3%前後が大腸がんであることがわかっています。

 

 

大腸内視鏡ってどんな検査なの?

 

大腸内視鏡検査は腸の中を空っぽにしなければできない検査です。
検査前に洗浄液を飲んで洗腸します。

普段は腸に良いとされる食物繊維は、腸内に留まる時間が長いため検査前の食事には向きません。
消化のよい炭水化物がお勧めです。

検査に使う内視鏡は直径1センチほどの長い管。
先端に付いているカメラで腸の中を観察していきます。

これは正常な腸粘膜。
血流が豊富でみずみずしいでしょ?
粘膜の再生は皮膚よりずっと速いのです。

これは大腸ポリープからがん化した「大腸がん」。
これくらいの大きさになると出血も頻回になると思います。

こちらは平坦なタイプのがん。
このタイプは出血しにくいため、便潜血検査では発見ができません。
肉眼ではなにもない粘膜にみえるため、青い色素をまくことで表面の凹凸が観察できるようになります。

 

 

大腸内視鏡検査以外の大腸がん検査

 

大腸がんの検査は直接内視鏡を腸の中に入れる方法しかないの?
検査を負担に感じる多くの女性はこう思うことでしょう。
まだあまり実用的はないですが、他の方法もどんどん研究されています。

1つはCTコロノグラフィー。
もう1つはカプセル内視鏡。

CTコロノグラフィーとは、お尻から空気を入れて解像度の高いCTを用いて腹部を撮影する方法。
10mm以上の大腸ポリープが検出できると言われていますが、その精度の信憑性、放射線の被曝、価格などまだ問題点が多いです。
保険適応ではないため、1回の検査で3万円前後かかります。

こちらはカプセル内視鏡。
カプセルの前後にカメラが埋め込まれています。
口から飲んで約半日から1日かけて排出されます。
腸に癒着などがあり、大腸内視鏡の検査を受けられない方や、小腸に病変がある可能性がある方の場合、保険適応となります。
自費検査は10万円前後。保険適応は3万円前後です。

 

カプセル内視鏡の精度が向上し、単価が下がれば、大腸がんにとって有効な検査になると思いますが、普及にはまだ時間がかかりそうです。
それまでは、やはり大腸内視鏡検査で早期発見に努めるしかないですね。

 

大腸がんは早期発見さえすれば、完全に治癒できるがんです。
まだ受けたことがないという方は・・・今が受け時です。
恐がらずに一度体験して見て下さい。

 

 

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