“鉄人”衣笠祥雄氏が大腸がんで死去「大腸がんは死なない癌、早期発見で大腸がんは完治する」

“鉄人”衣笠祥雄氏が大腸がんで死去

 

先日、また訃報が流れてきました。
「衣笠氏、大腸がんで死去」
ついこの間までテレビに出てたのに・・・
相当無理をなさっていたのでしょうね。
衣笠さんは上行結腸のがんだったそうです。

 

 

大腸がんの80%は転移がなければ治療可能です。
上行結腸は大腸の奥の方の腸なので、症状が出にくかったのかもしれません。
これだけ腸が騒がれている世の中でも、まだまだ大腸がん検診の受診率は50%を超えていません。
大腸がんは代表的な「死なないがん」なのに、早期発見をすれば完治可能ながんなのに、残念でなりません。

 

本日は・・・また改めて大腸がんと早期発見の必要性について振り返ってみましょう。

 

 

 スポニチアネックスより

 

男性の大腸がん

 

「日本人の3人に1人が、がんで命を落とす」と言われています。
最近の報道でも、がんで亡くなった芸能人、著名人の名前がよく耳に入ってきます。
鉄人で知られた衣笠さんの死因も大腸がんとのことです。

 

「がんは致命的で非常に怖い病気」という認識が皆様にもあるのではないでしょうか?
がんになったら治らない
どうせがんになったら死ぬんだ
という考えにとらわれて、がん検診から意識を遠ざけている方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、がんは早期発見、早期治療に努めれば、十分治すことが可能です。
以前は「がん家系だから・・・」と、がんは家族性が高いものと思われてきました。
親ががんだからといって、自分が必ずがんになるわけではありません。
高い確率で遺伝するがんは全体の5%未満ほどでしかないのです。
がんが発症する要因のおよそ70%は、喫煙、食事、運動、飲酒などの生活習慣が占めると考えられています。

 

 

大腸がんを放置すると・・・

 

急増する大腸がんですが、だからといって大腸がんで命を落としてはいけません。
がんには簡単に発見出来ない「膵臓がん」や「肝臓がん」「胆管がん」があります。
それらに比べて、ずっとよっぽど早期発見ができて治療が容易です。

 

大腸がんは、

・進行が遅い
・早期発見ができる
・治療法が確立している

という「治療可能三大要素」を満たしています。

 

大腸がんは急激には進行しないので、たとえ発症しても早期に発見できる可能性があります。また、内視鏡検査という肉眼で診断をして、体の負担を最小限に抑えて治療する安全な治療法が確立しています。

 

しかし、大腸がんを気がつかず放置していると、がんは無症状でゆっくりと進行していきます。そして徐々に大きくなり腹膜や肝臓、肺に転移していきます。そうなると根治的な治療は難しくなります。

 

腸の内腔をがんが塞いでしまい、便を出すことが困難となり、食事が取れなくなり衰弱していきます。

 

 

カプセル内視鏡や大腸3DCTの進化も!

 

大腸がんの検査「大腸内視鏡検査」は、痛そう、恥ずかしいなどの理由で敬遠する人が多いものです。
また、お腹の中の手術をしたことがある人や、腸が長くねじれている人は内視鏡がうまく入らず「もう二度と受けたくない」と思う人が多いのも現実です。

 

そんな方のために進歩している検査は、カプセル内視鏡と3DCTです。

 

カプセル内視鏡は、長さ31ミリ、直径11ミリほどのカメラが仕込まれたカプセルです。
カプセル内視鏡で監査を受けるためには、通常の内視鏡検査同様に洗腸液をのみ腸の中を綺麗にします。そしてお腹の表面にセンサーを貼り、それをハードディスクにつなぎカプセル内視鏡を飲みます。

 

大腸に到達したカプセルは転がりながら腸内を撮影し、画像をハードディスクに転送します。検査は約10時間ほどで終了しカプセルは肛門から排出されます。
管を挿入しなくてもいいというメリットはありますが、検査時間が長時間にわたりその間は飲食ができません。
直接腸内を観察できる内視鏡検査に比べると、視野は狭く見えない場所も多くなります。

 

オリンパスお腹の健康.comより

 

 

もうひとつの検査法3DCTは、「大腸にガスを入れて拡張し、CTで撮った画像をもとに3次元画像を作る」検査法です。内視鏡を挿入することなく腸内が観察できる検査法として注目されていますが、デメリットもあります。
直接観察するこができないので、画像に写ったものが便の残渣なのか病変なのか判別がしにくいこともあります。
また、ポリープやがんなどが発見された場合は内視鏡検査を受けなければいけません。

 

亀田総合病院付属幕張クリニックより

 

このふたつは、まだこれから進化していくと思われる検査です。
もっと楽に気軽に大腸がん検診が受けられるよう、改良が待ち遠しいですね。
きちんと検査さえ受ければ早期発見、早期治療が可能な大腸がんで命を落とすことがないよう、私達も心がけたいものです。

 

こころより衣笠祥雄さんのご冥福をお祈りします。

 

 

ナースキュアビフィズス菌BB+オリゴ糖のご購入はこちらから

Follow me!