便秘や下痢が大腸の病気を引き起こす!?「私の腸は大丈夫?」急増する大腸がん!

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見た目の若さは腸年齢で決まる

 

先日、テレビ局の方と打ち合わせをしていた時の会話です。
「胃腸良子さんって、元ナースで内視鏡技師なんでしょう?なんで、ぱっと見で人の腸の中がわかるの?」
「腸内フローラは食生活を大きく反映し、身体にとって大切なホルモンのバランスに影響するので、見た目年齢に関係するんです。腸内フローラが悪い人は肌荒れやアトピーが酷かったり、太りやすかったり・・・」
「ふ〜ん、そうなんだ。じゃあ、俺はどんな感じ?腸ヤバイ?」
「うん、まあ、まだ若いですから・・・」

 

言葉をにごして席を外しました。
それはそうですよ。
「40歳でその内臓脂肪では、50代には大腸ポリープができ、それが癌化します。」
なんて言えません。
「運動してお腹のお肉を落としてくださいね!」
そこまでが私からの精一杯のメッセージでした。

 

私は内視鏡技師として働いていた時代、毎日10人以上の患者さんの問診をしていました。
その時から人の腸の中の様子が想像出来るようになりました。
腸が長い、短い、便秘タイプ、下痢タイプ、大腸ポリープがありそうだ等々。

 

いまから20年前、大腸の病気は圧倒的に男性に多いのが特徴でした。
しかし現代、女性の癌による死亡原因の1位は大腸癌。男性は肺がんに続く2位。
いったいなぜこのような現象が起きているのでしょうか?

 

本日は大腸の病気が出来る原因についてお伝えいたしますね。

 

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日本人に急増する大腸がん

 

大腸がんが20年前より増えてきていますが、7、8年前より急激に増加しています。この原因は日本人の食生活の変化にあります。肉や脂肪分が多く、食物繊維が少ない欧米型の食生活に変化舌からだと考えられています。

 

大腸は結腸(虫垂、上行結腸、横行結腸、下降結腸、S状結腸)と直腸に分かれていますが、10年前くらいより結腸のポリープや癌が増えてきています。大腸がんに最もなりやすい場所はS状結腸と直腸。全体の70%を占めます。このS状結腸と直腸、じつは便が溜まる場所なのです。

 

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OLYMPUSおなかの健康ドットコムより

 

 

大腸がんはどうして出来るの?

 

癌細胞は人間の体の中で出来ては消え、出来ては消えていきます。それでも癌を発症せずにいられるのは、異常な細胞を退治してくれるNK細胞のお陰です。

 

しかし、そのNK細胞の活性力が弱まると癌の元となる異常な細胞が増殖してしまうのです。

 

*もっと詳しく!:NK細胞とは?・・・健康成人の末梢血液中に15〜20%存在し、T細胞やB細胞が抗原で刺激されてはじめて働くのとは異なり、常に体内を独自でパトロールしながら、癌細胞やウイルスなどを殺す頼もしい殺し屋です。

 

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国立がん研究センター癌情報センターより

 

大腸がんやポリープの原因は、食事の影響が大きいと考えられています。肉や脂肪を摂取すると、消化をするために胆汁が分泌されます。胆汁は腸内細菌の作用を受けて二次胆汁酸に変化します。この二次胆汁酸がポリープや癌の発生に大きく関与していると考えられています。

 

 

便秘を放置してはいけない

 

二次胆汁酸への変換を阻止する働きがあるものとは?

 

それは食物繊維です。
穀類や豆類を主食としてきたアフリカ人は大腸がんの発生率が低いことから、食物繊維が大腸がんに予防的に働くことが示唆されていました。
これは成分として含まれるビタミンCやカロテノイド、葉酸、フラボノイド、ヨウ素などのもつ「がん抑制作用」によるものと考えられています。

 

食物繊維は胆汁酸と結合して、一次胆汁酸から二次胆汁酸への変換を阻止します。また腸内の嫌気性菌の繁殖を抑制します。さらに便量を増加させることにより便が腸に留まる時間を短縮します。

 

つねに同じ場所に便が留まると腸管内を刺激し、便内の発がん性物質を増殖させ、大腸がんの発生率を高めてしまいます。
だから、便が溜まりやすいS状結腸と直腸に癌は多いのです。

 

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Sさん、いかがでしょうか?直接お伝え出来ずに申し訳ございまさん。
どうかブログ読んで下さいね。

 

大腸がんの予防に大切な事は・・・
・食生活
・適度な運動
・禁煙
・便秘、下痢の予防
になります。

 

まずはなるべく外食を減らし、ご自宅でお食事をなさって下さい。
夫婦仲も良くなりますし一挙両得ですよ♡!

 

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