大腸がんの発症に関係する腸内細菌と進行大腸がんができると増える腸内細菌「がんを防ぐ腸内環境とは」

がんを防ぐ腸内環境とは

 

大腸がんで妹が亡くなったんだ。
もっと早くナースキュアを知っていれば、こんなことにならなかったのに。

 

新宿の有名百貨店のバイヤー様よりメッセージをいただきました。
妹さんはまだ50歳。
私と同い年です。

 

腸内環境がこれだけ見直されている現在でも、日本のがん死因で一位である大腸がんによる死亡率は一向に減少しません。
しかし、大腸がんと腸内環境の関係が色々と分かってきているので「ハイリスクな人」がしっかり検査を受ける事で死亡率はかなり改善させることができます。

 

本日は「大腸がんに罹りやすいハイリスク腸内環境」についてお伝えしたいと思います。

 

 

大腸がんの死亡率

 

大腸がんの死亡率は肺がんと並んで高く、死亡数も増加傾向です。

 

2017年の国立がん研究センターの調べによると、生涯のうちで大腸がんに罹患する人は
男性・・・10人に1人
女性・・・12人に1人

 

大腸がんで死亡する人は
男性・・・34人に1人
女性・・・45人に1人

 

これを比較していただくと分かると思いますが、おおよそクラスに3〜4人が大腸がんになるのに対して、死亡する確率はクラスに1人。
早期発見をすれば命を落とすことが防げるがんなのです。

 

 

大腸がんと腸内細菌

 

大腸がんと腸内細菌の関係について注目されるようになったのは2012年のころ。
歯周病の原因菌である「フソバクテリウム・ヌクレアタム」が大腸がん患者の便中に多く存在することが報告され、腸内細菌がなんらかの形で大腸がんの発生または増悪に起因していることが分かったのです。

 

大腸がん患者の4割以上より、唾液とがん組織の双方からフソバクテリウム・ヌクレアタムは検出され、それらは共通の菌株でした。
普通の健康な人の腸からは、フソバクテリウム・ヌクレアタムは検出されることは少なく、がん組織に含まれるフソバクテリウム・ヌクレアタムは口腔由来だと考えられています。

 

フソバクテリウム・ヌクレアタム WIKIより

 

ヨーロッパや米国などでは国をあげた研究プロジェクトが立ち上げられ、腸内細菌の研究が進められていますが、日本ではまだ少数の医師が個々で研究しているレベルでした。

 

 

大腸がんで増加する菌、大腸がんで減少する菌

 

国立がん研究センターでは、大腸がんと便中の腸内細菌の関係を調べた大規模な分析が行われました。
大腸内視鏡検査を受けた616人を対象に、便検査とアンケート調査を行い、がん発症から進行がんにいたる過程によって変化する腸内細菌を特定しました。

 

◆初期の大腸がんに増加する腸内細菌
アトポビウム・パルブルムやアクチノマイセス・オドントリティカスが特定され、大腸がんの発症初期に関連することが分かりました。

◆大腸がんの進行と共に増える腸内細菌
フソバクテリウム・ヌクレアタムとペプトストレプト・ストマティスなどが進行大腸がんで増加することが分かりました。

◆大腸がんの進行と共に減少する腸内細菌
がんの進行と共に減少する菌はビフィズス菌です。
フソバクテリウム・ヌクレアタムの増加に伴いビフィズス菌が減少傾向にあることが分かりました。

 

このようなことが分かってくると、便検査によって腸内細菌を調べると「大腸がんが発症してる可能性」が分かるようになります。
つまり、フソバクテリウム・ヌクレアタムがいる人はすぐに大腸内視鏡検査を受けるべきということになるのです。
腸内細菌検査を取り入れることによって、陽性率の低い「便潜血検査」よりがんの発見率が高くなるかもしれません。

 

↓腸内細菌検査「マイキンソー」

ビフィズス菌・乳酸菌を飲むと腸内環境はどう変わるのか?「ナースキュア・臨床試験結果発表」

 

私は歯周病を抱える50代男性に依頼し、便検査による腸内細菌メタゲノム解析を行ってもらいました。
その内容はまた次回。
大腸がんが気になる方、必見です!

 

 

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