痛くない?辛くない!大腸内視鏡検査を受けたい!【大腸内視鏡 検査準備編:2ℓのモビプレットを自宅で飲む】

お尻から内視鏡を入れるなんてイヤだ!!

私の特技は、その人を観察するとだいたいの腸の中の様子がわかること。
この人は腸が長いな〜
この人は下りやすそうな腸だな
癒着してしまっているから相当便秘が酷いだろうな

などなど。

 

毎日、毎日大腸内視鏡の検査にたずさわり8年。
それはそれは多くの大腸の中を見てきました。
でも、自分の腸の中を見たのは2回だけ。
若い頃と5年前。

 

40代はまだまだ大腸癌年齢ではないなあ、と相当後回しにしてきました。
大腸内視鏡検査を。
だってやっぱり嫌ですよね。
お尻から管を入れられてのぞかれるの。

 

でも、もう40代も後半。
そんな事は言っていられません。大腸の病気は他人事ではありません。
覚悟して検査を受ける事にしました。
本日は、大腸内視鏡検査の準備について詳しくレポートいたしますね。

 

 

◆検査準備前日編◆

 

決戦の前日から検査準備は始まります。
食べることが何より好きな私にとって、これはもう修行の域。
病院によって検査の準備法は、かなり異なります。

 

例1:前日夜に下剤を飲む→当日に検査準備用の洗浄液2L飲む

例2:前日から低残渣食(検査食)を1日食べる→夜、下剤を飲む→当日に洗浄液1〜1.5L飲む

 

私が検査を受ける病院はこの例2パターン
本当は例1が良かったけれど仕方がない。
病院には色々方針があるからね。生意気言ってごめんなさい。

 

さあ、この前日食べる検査食Newサンケンクリン。
レトルトのパックになっております。
1日の総カロリーは827kcal。
普段の半分くらい。

 

 

朝食:白粥、味噌汁、梅カツオふりかけ
昼食:紅鮭粥、吸い物
夕食:ポタージュスープ

 

そして寝る前に下剤。
私はうまれてこのかた下剤は2回しか飲んだことがない。
2回とも大腸内視鏡検査の前日。
お腹が痛くなるから嫌なんだよな。
だから半量で勘弁してもらおう。先生、ごめんなさい。

 

 

 

◆検査準備当日編◆

 

さあ、検査当日!!
もちろん何も食べません。9時までに家事を済ませ準備開始。
自宅で検査液を飲み始めます。
希望により病院でも自宅でも出来る。
私は自宅派。気にせずトイレに行けるし、仕事をしながらでも大丈夫。
検査液の準備は自分で行います。

 

ここに水を入れて、A剤とB剤を攪拌させます。

 

冷たいお水の方が飲みやすいです。
検査準備液も病院によって異なります。
二フレックだったりモビプレップだったり。

 

これはどんな検査薬かと言うと・・・?
◆二フレックはポリエチレングリコール(PEG)電解質製剤といい、腸管から水分や電解質が吸収されない等張性の製剤です。つまり腸から吸収されないお水です。味はコントレックス(硬水)を更にまずくした感じ。
◆モビプレップはニフレックの進化版。二フレックをさらに高張にする事で、少ない服薬量で同等の腸管洗浄作用を示します。味は梅味。

 

 

だいたい1Lを1時間かけて飲みます。
その後、また1時間かけて500mlを飲みます。
30分後くらいから、15分おきくらいにトイレに行きたくなります。
最初の3回くらいは下痢が進行した感じ。
でもそれほどお腹が痛くなったりはしません。
その後は、完全な黄色い水様の物が出るだけ。

 

さすがに写真はございません、あしからず。

 

全部で8〜10回くらいはトイレに行きました。
もう何も残っていません。
さすがに体重も減ったかな?と思ったら、やっぱり1キロ減。
便秘知らずの私が1キロだから、貯便がある人はもっと減るね。

 

この検査液を飲む時に忘れてはいけない事が1つあります。
水分(普通のお水)を必ず摂ること。
検査液はいくら飲んでも、そのまま吸収されることなくお尻から排出されてしまいます。

 

前日から食事も絞って、朝から何も食べていないので脱水予防の注意が必要です。
飲んでばかりで大変ですが、水分摂取も忘れずにね!

 

お昼過ぎには便は透明な水へと変わりました。
さあ、いよいよ検査です。続きはまた次回に

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