もう悩みたくない!!「便秘薬依存症を卒業したいです」便秘薬とビフィズス菌と食物繊維の使い方

便秘薬を卒業したいです

もう8月になってしまいましたね。
時が早送りで進んでいく気がするのは、私だけでしょうか?
スマホが普及しLINEやFBが広まり、誰とでもコンタクトをとるのが楽になりました。
しかし、人間関係のボリュームが増えた分、そのひとつひとつが希薄になってしまっているような気がします。

 

私も多くの方々と仕事をさせていただき、お客様からメッセージをいただき、とても嬉しいことではあるものの、時には立ち止まらなければいけないなと感じることがあります。
先日、お問合せをいただいたメッセージがまさに今の私の心に突き刺さるものでした。
そのメッセージの内容です。

 

便秘薬依存症を卒業したいです

 

ただこの一言でした。でもこの方は、私のすべての読者様の思いを表現してくれました。
そう、みなさん便秘に苦しみ、なんとか薬から卒業したくてこのブログにたどり着いて下さったはずです。まさに私が答えなければならない内容でしょう。
本日は、このブログの原点に戻って便秘薬からの卒業の仕方をお伝えしたいと思います。

 

 

 

私はなぜ便秘症なのか?考えたことはありますか?

 

カウンセリングをしていた時に患者さんによく言われたのが・・・
「便秘で病院に行くなんて恥ずかしい」
「便秘なんて病気のうちには入らないでしょ?」
私にとっては意外な意見でした。

 

便秘こそ治さなければいけないことなのに・・・
多くの病気は便秘を解消することで予防できるのに・・・
みなさん病院にいけず、お1人で悩んでいるものなのですね。

 

便秘といってもその原因は1つじゃありません。
自己判断で市販薬をあれこれ使うことは危険なことです。

 

便秘でまず見極めなければいけないものが、癌などで腸の内腔が狭くなるために起こる「器質性便秘」。これは薬を飲むとか、腸内環境を整えるとか、言っている場合ではありません。一刻も早く外科的に取り除くべきです。40歳以上の方で大腸の内視鏡検査を受けたことがないという方は、まずこちらから始めて見て下さい。

 

 

大腸に癌がない、潰瘍性大腸炎などの病気がない、ということが分かった上で始めて便秘対策を始めることが出来ます。

 

腸が狭くなって便秘になる器質性便秘以外は「機能性便秘」に分類されます。
こちらが一般的な便秘ですね。腸の動きが原因です。機能性便秘には・・・

 

・弛緩性便秘・・・大腸の動きが弱くなり、便を押し出せなくなる状態。女性や高齢の方に多いです。
・痙攣性便秘・・・ストレスや自律神経の乱れによって起こる便秘。旅行などで起こることが多いです。
・直腸性便秘・・・常に便意を我慢しているために起こる病気です。便意が感じられなくなるために起こります。

 

の3種類があります(もっと詳しくはこちらをご覧くださいね

 

ご自分がどんなタイプの便秘なのかわからない人が多いと思います。
当てはまる心当たりはありますか?

 

◇ お母さんもお婆ちゃんも便秘である・・・腸が長い可能性があります

◇ 帝王切開や盲腸などのお腹の手術をしたことがある・・・腸がくっついて動きが悪くなっている可能性が高いです

◇ 歳と共に便の出が悪くなった・・・加齢によって腸内細菌が減少して腸の動きが悪くなったと考えられます

◇ 生活が不規則で便意を感じることがほとんど無い・・・常に直腸に便が溜まった状態です。おならがとても臭いです

 

まずやるべきことは便を出すこと

 

自分の腸がいまどのような状態になっているのか?まずは把握しましょう。
便秘を専門でみている病院では大腸内視鏡、腹部レントゲン、超音波などで便秘の原因を追及してくれると思います。

 

私がお勧めするのは亀田病院の便秘外来や東肛門科胃腸科クリニックです。
有名な便秘外来もありますが、大腸内視鏡の検査が出来ないクリニックは選ぶべきではないと思います。

 

便秘外来では、まず便秘薬の見直しから始めて下さると思います。
腸を刺激する便秘薬は薬がだんだんと効かなくなり、腸の動きを低下させてしまうため、酸化マグネシウム系の薬や、刺激系の薬のなかでも量が調整しやすく副作用の少ないラキソベロンなどを併用して、強い便秘薬からの離脱を図ってくれます。

 

 

大腸にびっしりと便がつまった状態で食物繊維のサプリなどを開始してしまうと、逆にお腹が張って苦しくなってしまうことがあります(↓下の画像の白いもこもこしたものがすべて便です。大腸内にぎっしり充満しています)

 

長い間に溜まってしまった便が排出できたら、次のステップへと移れます。

 

 

次は腸内細菌をふやすべし。そうすれば腸は自然に動き出す

 

古い便を出せたら、今度は腸を動かす番です。
10年、20年、便秘薬を飲み続けてきたのであれば、自分の力で腸を動かす事は容易ではないかもしれません。

 

しかし、この40代、50代で再起を図らなければ腸の力は低下の一途を辿ります。
高齢者の何%が自力で排便ができるかといいますと・・・40%に満たないそうです。
いまから腸内細菌のバランスを変えていけば、70代になっても毎日の自然排便は夢ではありません。

 

腸内細菌について詳しくはこちらを見ていただくとして・・・
基本的なことはこの5つです。

・良質なビフィズス菌をとる
・発酵食品などを積極的に取り入れ、腸内細菌の種類を増やす
・食物繊維を沢山とる(水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=2:1)
・夜は寝る(睡眠中に腸は活発に動きます)
・食事量はしっかり摂る(ある程度の量がないと毎日出ません)

あまり難しいことはありません。
コンビニ食などの添加物食品を減らして、シンプルな和食にすれば自然と腸が喜ぶ食事に変えることが出来ます。

 

このテーマだとまだまだ書きたいことは山盛りですが、本日はこのくらいにしておきます。
O様、またご質問がありましたら何でも聞いて下さいね。どうぞ、ご自分が無理なくできる腸活を生活に取り入れて見て下さい。

 

 

ナースキュアビフィズス菌BB+オリゴ糖のご購入はこちらから

Follow me!