ポテトサラダで食中毒!埼玉5歳女児が意識不明!?O157大腸菌の症状と治療法

ポテトサラダで食中毒!埼玉5歳女児が意識不明!?

駅前のスーパーで買い物をしていたら・・・

 

「ねえ、ちょっと今日のニュース見た?ポテトサラダでO157ですってよ。5歳の女の子が重体だって。一緒に食べた家族は大丈夫だったんだって。恐いわよね〜」

「ほんとほんと。お総菜も危ないってことね。まさかサラダにあたるなんて思わないわよね」

60代くらいの女性がお二人で話されていました。

 

今朝のニュースでも取り上げられていましたね。
小さなお子さんや高齢の方が感染すると深刻な状況になりますので注意が必要です。
夏場になると増え始めるO157。
生肉を取り扱う焼き肉屋さんなどで発生して話題になりました。

 

O157のような菌からの食中毒を予防するにはどうすれば良いのでしょう?
症状は?重篤化する兆候は?
本日は夏場に気を付けたい食中毒の予防についてまとめてみました。

 

O157とは?

大腸菌のなかの1種であるO157は家畜(牛、羊、豚など)の大腸に生息しています。家畜の糞便から水や食べ物を介して感染します。人から人へもうつります。

O157の感染力はとても強く、ほんの少しの菌が体の中に入っただけでも病気を引き起こしてしまいます。

O157のような大腸菌には菌体の周囲に「鞭毛:べんもう」があり、ベロ毒素というものを出して、溶血性尿毒症症候群や脳症を引き起こします。

 

どんな症状がでるの?

免疫力の高い大人や成人は、O157に感染しても無症状であったり軽い下痢で終わることは少なくありません。

しかし、感染者の約半数、子供や高齢者は4〜8日の潜伏期間ののちに、激しい腹痛を伴った水っぽい下痢が頻回に起こります。しだいに大腸の炎症がひどくなり血液の混じった下痢になります。

熱がでることもありますが、あまり高熱になることは少ない様です。
溶血性尿毒症症候群や脳症に進行しないよう早めの対応が不可欠です。

日本医師会HPより

 

感染経路は?注意することは?

今回の感染は埼玉県熊谷市の総菜店で加工されたポテトサラダを食べた8人が腹痛などの症状を訴えました。このうち5歳の女の子が意識不明となっています。

女の子は溶血性尿毒症症候群を発症していて意識不明の重体です。

なぜ家畜の腸内に生息するはずのO157がポテトサラダに?
推測ですが、まな板などの調理器具からだと思われます。

 

0157大腸菌は・・・

・低温に強く、冷蔵庫のなかでも生きています
・熱には弱く75℃、1分の加熱で死滅します
・大腸菌は暖かく水分が豊富なところを好むため、体内では大腸で繁殖します

生肉を調理したまな板や箸から感染することが多いので、調理器具をよく消毒することが大切です。

 

 

一刻もはやく5歳の女の子が回復することを祈っています。
まだまだ暑い日が続きます。
皆様もくれぐれも食中毒などを起こさぬよう生ものにはご注意下さい。
下痢かな?と思ったら放置せずに早めに病院で診て貰うようにしてくださいね。

 

 

 

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