インフルエンザの免疫、腸内細菌が作る!東大・医科研チームが発表「免疫力と腸内フローラ」

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インフルエンザの免疫、腸内細菌が作る!?

 

私、インフルエンザになりません、笑
主人がかかっても、子供がかかっても、うつりません。
マスクもしないし、手洗いも普段と同じ通り。
「なんでママだけかからないの?」

 

かからないというのはウソです。
じつは、人生の中で一度だけかかったことがあるんです。
予防注射も一般的ではなく、まだ治療薬もなかった約18年前。
まともにかかったインフルエンザはそれこそ死ぬ思いでした。

 

自分の腸内環境に気を付けるようになって5年。
いまでは風邪ひとつ引かなくなりました。
免疫力って自分で高めることができるんです。

 

そんなこと私が言っても信用できませんよね。
でもそれが東大の研究チームだったら?
先日、インフルエンザの免疫と腸内細菌の関係性が発表されました。
本日は・・・注目の「短鎖脂肪酸」について考えてみましょう。

 

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東大医科研チーム発表!腸内細菌とインフルエンザ

 

東大と医科研チームが発表した内容です。

 

腸内細菌が体内で作る物質がインフルエンザウイルスに対する免疫反応を向上させる可能性があると、東京大医科学研究所の一戸猛志准教授らのチームが発表した。論文が米科学アカデミー紀要に掲載された。

腸内細菌は食物繊維を消化して人間などの重要な栄養源「 短鎖(たんさ)脂肪酸」を作っている。チームは、インフルエンザウイルスへの免疫反応が低下したマウスに、酢酸と酪酸、プロピオン酸の3種類の短鎖脂肪酸を投与した。その結果、インフルエンザウイルスを排除する免疫反応が回復したという。

国立感染症研究所の長谷川秀樹・感染病理部長の話「腸内細菌が感染症の予防に重要な働きを担っている可能性を示す成果だ。人間の体内でも同じことが起こるかどうか、確認する必要がある」

◆外気温がウイルス感染後の免疫応答に与える影響を解析し、暑い環境下ではインフルエンザウイルス感染後の免疫応答が低下することを見出した。

◆腸内細菌由来代謝産物およびグルコースが、インフルエンザウイルス感染後の免疫応答の誘導に重要であることを明らかにした。

◆地球温暖化や食糧危機、過度なダイエットはワクチンの効果を低下させる可能性がある。

日本経済新聞より

 

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免疫力を左右する短鎖脂肪酸とは?

 

短鎖脂肪酸とは、腸内で食物繊維や難消化性の糖質(オリゴ糖)の発酵で生じる「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」「イソ酪酸」「乳酸」「コハク酸」などの炭素の数が7個以下の脂質のことです。

 

この短鎖脂肪酸のひとつが酪酸です。酪酸を作り出す腸内細菌が「酪酸産生菌」と呼ばれています。

 

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酪酸産生菌について詳しくはこちら

 

健康な人の腸内環境の特徴とは?

 

インフルエンザだけではありません。
様々な病気に腸内細菌は深く関わっています。
健康長寿にはある共通の腸内フローラパターンがみられます。

 

健康長寿に多い共通の菌とは、「酪酸産生菌」です。
そしてもうひとつ、健康長寿者に多いのが善玉菌の代表であるビフィズス菌。
腸内のビフィズス菌は通常は年齢と共に減少していくのですが、健康長寿者の腸からは平均値よりはるかに多いビフィズス菌が見つかっています。

 

腸内の酪酸産生菌とビフィズス菌を増やしていくために大切なことは・・・

◆食物繊維を沢山摂る・・・食物繊維は腸内細菌のエサとなり、便を作る材料になります。また酪酸産生菌が酪酸をつくるためには食物繊維が必要です。

◆食物繊維とプロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌など)を組み合わせたシンバイオティクスを摂る・・・食物繊維は便を作る材料ですが、便を育てるために力を発揮するのがプロバイオティクスです。

◆体をよく動かす・・・農家さんや漁師さんに健康な人が多いのは体をよく動かしているから。特に腹部や下半身の筋肉維持は大切です。

 

腸内環境改善の新しい考え方、「シンバイオティクス」についてはこちらをご覧ください

 

過敏性腸症候群が治りません「ビフィズス菌は下痢や便秘を改善してくれるのか?」シンバイオティクス | 胃腸良子のアンチエイジングサプリメント外来 あなたの美腸内フローラ作ります

 

毎年必ずインフルエンザにかかってしまうというあなた。
改めて腸内環境を見直してみてはいかがでしょうか?

 

 

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