腸閉塞ってどんな病気?
字の通り腸が閉塞してしまう病気です。
それは腹痛や吐き気、食欲不振などから始まります。
急激に悪化した場合には、激しいおう吐、腹痛、発熱などがあらわれ救急車を呼ばなければならないことがあるほどです。
腸閉塞はなぜ起きるのか?
腸閉塞はなぜ起きてしまうのでしょうか?
・大腸がんで腫瘍が大きく、腸の内側がふさがれてしまう。
・大腿ヘルニア(脱腸の一種)で、腹膜に空いた穴に腸が挟まってしまう。
・腸が捻れて血流障害を起こす(腸捻転:ちょうねんてん)
・盲腸などの手術の時に腸が他の場所にくっついてしまい癒着(ゆちゃく)、そこの部分の腸が折れ曲がったり圧迫されたりしてしまう。
・長年の便秘によって便が硬くなりすぎて詰まってしまう。
腸がつまってしまうと、突然激しい腹痛や吐き気、おう吐が起こります。それは苦しいのなんの。でも、痛くなったり良くなったりすることも多いので、我慢強い人は要注意。長くその状態が続くとショック(血圧が低下し意識が無くなる)を起こすこともあります。
治療法は?というと、酷くなった場合は開腹手術になりますが、多くの場合はイレウス管という長ーい長ーいチューブを鼻から挿入し、腸の内容物を機械で吸い出します。このチューブを挿入するのも一苦労。鼻から食道、胃、小腸まで到達させるのです。症状が治るまではもちろん絶食。点滴も入れなければならないので、ベットの上でチューブだらけ。寝たきりになってしまいます。
こんな辛い腸閉塞を予防するには?
開腹手術や帝王切開をしたことがある人、虫垂炎を繰り返している人などは要注意です。また、普段から便秘気味であったり、お腹が張りやすかったりする方も腸の動きが悪い場合があります。そんな方は暴飲暴食を避け、何日も便秘を放置するようなことがないようにしましょう。
大腸内視鏡の検査をしたときに『入れにくい腸ですね』といわれた方は、その原因は腸の癒着かもしれません。検査をしたときに医師に癒着があるかどうかを聞いてみることも必要ですね。
また、仕事が忙しい人や常に緊張してストレスが多い人は要注意。
腸も緊張状態にあり、動きが悪くなってしまいます。
腸をリラックスさせて良く動かすコツは・・・
・よく寝ること
・ビフィズス菌を積極的に摂ること
・水溶性食物繊維を摂ること
・水分をこまめに摂ること
・軽い運動をすること
です。
芸能活動が忙しい大倉君もきっといつも緊張状態にあったのでしょう。
腸のためには、お休みをとりゆっくりと自分を解放してあげる時間も必要ですよね。
ときには、腸休暇とってみてはいかがでしょうか?