過敏性腸症候群が治りません「ビフィズス菌は下痢や便秘を改善してくれるのか？」シンバイオティクスの効果

過敏性腸症候群が治りません

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0.1 過敏性腸症候群が治りません

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毎日、沢山のお客様よりお問合せをいただいております。
商品の内容や病気のこと、サプリメントの飲み合わせなど、様々なご質問を受け付けております。
すぐにご返答できる内容は出来るだけ早く返すようにしておりますが、簡単に返答できないもの、また皆様で共有した方が良い内容はこちらブログにてご返答させていただいております。

だからこのブログを毎日除くようにして見て下さいね(>_<)
あなたのご質問の回答が出ているかもしれません。
なんてね・・・

ここのところ一番多い内容が「過敏性腸症候群」。
凄く増えています。
男性はだいたい下痢型。女性は便秘と下痢の混合型。
昨日もお腹が痛いという2名の方からお問合せがありました。

病院で薬を出されていてもなかなか症状が改善されず、お困りな方が多いようです。
辛いだろうな・・・
お腹の不快感ほどストレスなものはないのですから。

本日は、過敏性腸症候群とビフィズス菌の効果についてまとめて見ましょう。

過敏性腸症候群で苦しんでいます

過敏性腸症候群の治療はまだ確かな効果を上げる治療法が確立しておりません。
下痢であれば整腸剤とコロネル（ポリカルポフィルカルシウム）のような便に水分を含ませる薬を出されるのが一般的です。便秘タイプであれば下剤と整腸剤を出されるのが第一選択肢です。
しかし、これらの治療は症状を改善するだけの対症療法であり、問題の根本的な解決にはいたりません。

私は過敏性腸症候群でコルネルを飲んでいます。
もしかしたら善玉菌ゼロかも？
ナースキュアは過敏性腸症候群でも効果はありますか？

腸と細菌の関係

いままで「過敏性腸症候群」は神経質な人がなるもの、とメンタル説で片付けられていることが多かったものです（まだ地方の古い病院にいくと安定剤を処方されたりもします）。

精神的な状況が腸に反映されることは確かにあります。
ここからはちょっと難しいのでスルーして構いません。

ストレスによって交感神経が活発になると、腸の中にノルアドレナリンが分泌されます。ノルアドレナリンは腸内細菌に作用し、消化管の粘液分泌を抑制してしまうため腸内細菌が排除されにくい環境となることが分かっています。またストレスは副腎皮質刺激放出ホルモン（CRH）の分泌を増加させます。CRHにはマクロファージの働きを抑制したりアレルギーに関係する肥満細胞を刺激する作用があり、それによってヒスタミンやセロトニンが分泌されます。すると粘膜透過性が亢進し、抗原などの異物が生体内に入りやすくなります。
この異物が弱い炎症を引き起こし、神経を活性化し、そのシグナルが脳に伝わってストレスを強くするのではと考えられています。
しかし、腸内細菌バランスを変えることでこのストレス応答性を改善できることが分かっています。
無菌マウスと腸内細菌がいるマウスを比べて無菌マウスはストレス応答性が非常に大きくなりましたが、この無菌マウスにビフィズス菌を摂取させるとストレス応答性が改善しました。

ストレスは腸内細菌のバランスを崩し、内臓知覚過敏を起こして過敏性腸症候群を引き起こしますが、それは腸内細菌のアプローチによって改善ができるということです。
最近では、過敏性腸症候群の方の腸内細菌叢（腸内フローラ）の解析がすすみ、普通の人とは腸内細菌バランスが大きく異なることがわかりました。⇒過敏性腸症候群の方の腸内フローラ