過敏性腸症候群(IBS)下痢型のストレスは仕事や学校生活に影響する「自律神経を整える食事と生活習慣」

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過敏性腸症候群下痢型のストレスは仕事や学校生活に影響する

「電車や職場など緊張する場面ではすぐお腹が痛くなる」そんな症状が出る過敏性腸症候群(IBS)下痢型では、ストレスや環境によって症状が誘発されることが知られています。10〜20代で発症することが多いため仕事や学業に大きな悪影響が出てしまいます。進学や就職など慣れない生活環境では症状が悪化することも。ここでは辛い下痢症状を抑えるための「自律神経を整える食事と生活習慣」をご紹介しましょう。

 

下痢の引き起こす自律神経の不調

腸の蠕動運動(ぜんどうんどう:自ら動くこと)が早くなると腸粘膜での水分吸収が間に合わなくなるので下痢が起こります。
この腸の働きに最も密接に関わっているのが脳、腸脳相関という関係があるのをご存じですか?
腸は「第2の脳」と呼ばれています。
脳と腸は、自律神経やホルモン、サイトカインなどの情報伝達物質を通して、お互いに密接に影響を及ぼしています。脳がストレスを感じると自律神経から腸に刺激が伝わり、お腹が痛くなったり、腸が過敏に動き出したりします。逆に腸が病原菌などに冒されると脳は不安を感じるようになります。
これほどに密接に関係がある腸と脳。
ストレス社会が生み出したものは、腸が常に緊張している「過敏性腸症候群」という病状です。

 

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下痢を予防する食べ物、悪くする食べ物

脳が腸の動きに深く関わっていることは分かりましたね。それに加え、知らず知らずのうちに自分が毎日食べているものが、腸に負担を与えて下痢を加速させていることもあります。お腹を下しやすい人は普段のお食事から腸に負担がかからない素材選びが大切です。

【腸の停滞時間が短く栄養価が高いもの】

・ふかしたり茹でたりしたイモ類
・魚類
・大豆、豆腐類
・バナナ、りんごなどの果物

【腸に負担をかけ避けた方が良いもの】

・肉類・・・肉類は胆汁の分泌を促し、分泌が過剰になった場合は一部が大腸に流れ込み、この胆汁が下痢を引き起こします。
・揚げ物・・・油分は消化に時間がかかります。小腸で分解、吸収されなかった消化不良の油は大腸の蠕動運動(ぜんどうんどう:自ら動くこと)を活発化して下痢を誘発します。
・糖分・・・糖分の消化は、唾液や膵液などの分解酵素が糖を切断し吸収します。下痢を起こしやすい人は、腸の蠕動運動が早いため、糖が十分分解できないまま大腸まで運ばれ、大腸は糖を薄めるために水を排出して下痢になります。

 

下痢を悪化させるストレス

自律神経の不調は下痢を悪化させる原因となり、日常生活に大きな負担を与えます。ストレスを溜めない自分なりの方法を探すことが自律神経のバランスを上手に保つ鍵。自分の性格や行動を理解するとストレス回避のヒントが見つかるかもしれません。

下痢を起こしやすい方に多いのが「タイプA行動パターン」

「タイプA行動パターン」とは?

・積極果敢
・行動的で機敏
・競争心が非常に強い、野心的
・いつも時間に追われている
・性急でいつもイライラしている
・同時に複数の仕事をこなす
・食事をするのが異常に早い
・早口
(自律神経失調症ガイドより)

心当たりはありますか?自分に厳しいタイプなのでストレスを溜めこみやすいようです。

 

下痢を予防する上手なストレス回避法とは?

自律神経を安定させるためにこんな生活習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?

◆毎日同じ生活パターンを心がける→イレギュラーな状況を避けることがストレスを溜まりにくくすると言われています。
◆人間関係のストレスはため込まず、人に愚痴るようにする→お酒に逃げるより誰かに話をすることが、ストレスの回避に繋がります。
◆趣味や娯楽などを楽しむことも仕事のひとつだと思うようにする→責任感が強い仕事人は休暇をとることに罪悪感を覚えます。

毎日穏やかに過ごすことが過敏性腸症候群下痢型の悪化予防に繋がります。緊張感を手放して、リラックス腸を育てましょう。

 

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