免疫力を高めてウイルスから体を守る!「腸管免疫とは?」ワクチンよりシンバイオティクスの時代へ

新型コロナウイルスから自分を守る!

 

新型コロナウイルスが猛威をふるっております。
ちまたではマスクが推奨されていますが・・・

 

じつのところ、「そんなので感染が防げれば世話ないわ!」
というのが私たち医療従事者たちの意見です。
医師たちがそんなことを言えば、反感をかってしまうので私が言っておきましょう(-_-;)。
マスクは咳をしている人が付けるエチケット。

 

細菌やウイルスに関する感染対策は、ワクチンや抗生剤がいままでの医療では主流でした。
しかし、これらの治療には新しい壁が立ちふさがっています。

 

ワクチンに耐性する新しいウイルスがうまれ、抗生剤が効かない耐性菌が出現している。
菌が変容するスピードに人間はついていけない。
年々、「新型ウイルス」に振り回されることが増えているような気がします。

 

薬の治療からシンバイオティクスによる予防の時代へ。
これからの医療のなかで注目されてくるトピックスになると思います。
(シンバイオティクスとは、ナースキュアビフィズス菌BB+オリゴ糖のようにプロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたもの)。

 

本日は・・・インフルエンザやコロナウイルスに対抗するために「免疫力」を考えてみましょう。

 

 

 

免疫の70%が腸にあり!万病撃退の腸管免疫

 

体の免疫は腸にある!と言われてもピンときませんよね?

 

腸は、口から入った食べ物や病原菌、ウイルスなどがたどり着き体の中へ取り込むところです。
体で最も密接に外敵と接触する臓器。だから腸には病原菌やウイルスなどの外敵を撃退する「免疫細胞」が集結しています。

 

その数はなんと体中の免疫細胞の7割を占めるほど!
大量の免疫細胞が栄養や水分などを吸収する腸の壁の内側に密集して、外からの侵入に備えているのです。

 

また腸の中には、免疫細胞の能力を高めるための訓練場があります。
それは「パイエル板」と呼ばれる小腸の壁に存在するところ。
腸の中に入り込んだ細菌やウイルスなど「異物とみなされたもの」をパイエル板の表面にある入り口から取り込み、パイエル板の内側に集結する「免疫細胞」に触れさせ、その特徴を学習させるのです。

 

腸で訓練を受けた免疫細胞は、血液にのって全身に運ばれ、体のあちこちで病原菌やウイルスなどと闘います。

 

インフルエンザや肺炎などの感染症に「罹りやすい、罹りにくい」という免疫力の違いは、この免疫細胞の働きと腸内環境によって変わってくるのです。

 

 

もっと詳しく!腸管免疫の要「パイエル板」とは?

 

ここは小難しいので、読みたくない方はスルーして下さい。
免疫を司る「パイエル板」の説明です。

 

腸で多くの免疫の働きを担っているのが、小腸下部の回腸にある「パイエル板」という組織です。「パイエル板」は小腸の絨毛の間に存在するリンパ小節が集合した腸管特有の免疫組織です。下画像の平らな状態の部分で、そのうえには薄い粘液があり、病原菌をそのまま細胞内に取り込みます。

その最も外側に「M細胞(microfold cell)」という特殊化した細胞を持ち、この細胞が腸管での免疫応答の起点となります。腸管での免疫応答の流れは以下の通りです。

①M細胞が細菌を捕獲し、細胞の中に取り込みます。
②M細胞の直下には樹状細胞(マクロファージの仲間)がいて、M細胞から細菌を受け取って分解・断片化して、
③ヘルパーT細胞へ抗原断片を提示します。
④するとヘルパーT細胞は活性化され、B細胞に「抗体をつくれ」と指令を送り、B細胞が抗体を作り出します。
⑤抗体の一部は体内へ、残りは腸管粘膜へ分泌されて、細菌の体内侵入(感染)や細菌の毒素を中和したりします。

腸の7つの働きより

 

 

プロバイオティクス(ビフィズス菌、乳酸菌)の腸管免疫への作用

 

さてここからが本題。
乳酸菌やビフィズス菌を摂るとなぜ「免疫力」が高まるのか?
プロバイオティクスと腸管免疫の関係について解りやすく(なるべく)まとめたいと思います。

 

腸管の免疫系統は、小腸のパイエル板にありリンパ球や抗原提示細胞である樹状細胞に集まっています。
腸管免疫は食べ物や有用な腸内細菌など安全なものは排除せずに、病原体などの体に害を与えるものだけを排除するという非常に優れた働きをしています。

 

腸管で免疫細胞が働くと、抗体を産生したり細胞が反応し、その情報を全身の免疫系に伝えていきます。
腸管は大人ではテニスコート1面以上に相当する表面積をもち、約100兆個以上からなる腸内細菌叢を形成しています。

 

ビフィズス菌や乳酸菌などのプロバイオティクスをとると、乳酸菌の細胞壁を抗原提示細胞上の受容体が認識します。
抗原提示細胞はサイトカインを産生し、未分化なT細胞をウイルス感染から制御したり、アレルギーを抑制する細胞に誘導します。

 

またプロバイオティクスは貪食細胞であるマクロファージや好中球に作用して、細胞を休止期から活動期へと移行させ、免疫系の強化が行われ感染防御へとつながります。

 

まったく解りやすくないですな・・・えー
でもこの働きを簡単にまとめすぎると「乳酸菌やビフィズス菌は免疫力を高めます!」というありきたりの宣伝になってしまうため、聞き慣れないカタカナが多く登場してしまうのです。

 

とにかく自分の免疫力を高めることが1番の健康法で予防法です。

 

病気になるということは・・・
働けなくなる
療養費がかかる
周りの人に迷惑をかけてしまう
つまり、良いことはひとつもありません。

 

免疫力を高めて健康と幸せを手にいれましょう(*^O^*)

 

 

 

 

ナースキュアビフィズス菌BB+オリゴ糖のご購入はこちらから

Follow me!