子供を上手に育てるには?「子供は自分の鏡です」腸内フローラから作られる母親の情緒とセロトニン

子育てには母親のメンタルが大切

いま我が家はリフォーム中。
それには深い深い訳がございます。
いまから数年前・・・
長男が反抗期だった頃です。
何が原因だったか忘れてしまったほど、些細なことから長男と主人の親子喧嘩が始まりました。
今にも父親に殴りかかろうとしている息子をなだめて、自分の部屋に入るよう促しました。

扉を閉めた瞬間!

 

「ボコッ!!」

なにが起こったのかと慌てふためき部屋に入っていくと・・・
壁に穴が空いていたのです。
それも15㎝くらいの。

 

私は目の前真っ白、頭の中でプチっと血管の切れる音がしました。

 

「何をやっているの〜〜〜〜!!!!やっていいことと、悪いことが分からないの?このうちを、この家族を、破壊するつもりなの???」

 

気がついたら、息子の頬を思いっきりひっぱたいていました。こっちの手の方が痛いくらいに。
あれから数年。
その穴は修理をせずにそのまま教訓材料として残していたんです(本人が写真を貼って隠していましたけれどね)
でもそろそろ塞ごうかな。

 

長男も成長したし、もう父親ととっくみあいすることも無くなったし(はず)
母親にしかられて床にお皿を投げつけフローリングをメタメタにすることも無くなったし(そのはず)
壁に八つ当たりしてパンチすることも無くなったし(力を加減しているだけか?)

 

子供の反抗期。
終わってしまうと笑い話になるけれど、その時の当事者は大変なものです。
機嫌が悪いとすぐにヒートアップするし、完全に間違った主張をいかにも正論っぽく論破しようとするし、母親をぼろ雑巾やくずゴミ以下扱いするし、手が付けられませんよね。

 

でも思うんです。
私にも責任があったなと。
自分の気分に左右した怒り方をしたり、その時々によって判断が違っていたり、筋道をきちんと立てた話が出来なかったり。

私がイライラしていると、息子もイライラしてる。
私がギスギスしていると、息子もギスギスしている。
そんなものですよね。親子って。

自分の反面教師だな〜としみじみ感じます。

 

子供の反抗期を上手に乗り越えるコツは、自分のメンタルを平に保つこと。
それには幸せホルモンであるセロトニンを自分の味方につけることです。

 

子供は自分の鏡である

自分が変われば周りが変わる
子供との関係が上手くいかないとき、主人と仲が悪いとき、ふと振り返ると嫌な自分がそこにはいます。
逆に心穏やかでおおらかに過ごしている時には、主人も子供達も私に優しく接してくれます。
ADHD(注意欠陥多動性障害)の権威であるバークレー博士は言います。
「AD/HDの子どもを持つ親は、ほかの親とくらべて、口やかましく、より指示的、拒否的で、ときには子どもに対して無頓着で配慮に欠けている」
これはADHDのお子さんを持つ親だけに当てはまるものではないと思います。
私は母親として確かに口やかましく、指示的です。とくにはじめての子育てでは、子供をきちんと育てなければという思いで子供に関してとても管理的でした。
言うことを聞かない、常に反抗的である長男に対して、さらに私の小言はエスカレートしたような気がします。
中学受験に向けて勉強が忙しくなり、私も常に息子の成績を気にして怒ることも増えて来たのが小学5年生。息子の爆発が酷くなったのもその時期からでした。家庭内での反抗だけではなく、友人との喧嘩も絶えなくなり、私は何度も学校に呼び出されました。
しかし、中学に入り、もう勉強のことでとやかく言うのは止めようと私が心に誓ったとき、彼が変わり始めたのです。成績はいつも水面下を推移していたような状態でしたが、毎日生き生きと学校に出かけ友人も増え、「すぐキレる子」からは卒業したのです。

 

 

情緒の安定に必要なものはセロトニン

結局、長男の反抗期を助長していたのは紛れもない私自身でした。
その頃の私は、心の安定を図るセロトニンが著しく減少していたのでしょう。
孤独な専業主婦、逃げ場がない焦り、子育てのプレッシャー、そんなものから逃げるために私がやっていたことは・・・
「お菓子&ドラマ」
子供がいない昼間にお菓子を抱え、ずっとドラマばかり見ていたのです。
この時期の私は太っていて腸内環境がかなり悪かったと思われます。
心の安定を司るセロトニンは腸内細菌が深く関係しています。
人が幸せと感じるためには脳内伝達物質セロトニンを増やさなければなりません。
乳酸菌は幸せホルモンセロトニンの前駆体を脳内に運ぶ役割をしています。乳酸菌が作った小さな脳内伝達物質の前駆体は血液脳関門から神経細胞によって脳に運ばれるのです。
つまり腸内細菌のバランスが良く増えてこないと、脳内のセロトニンも増えてこないのです。

あなたのセロトニンは足りていますか?

 

藤田紘一郎先生のセロトニン不足チェックやってみて下さい!
チェック椅子が目の前にあるとすぐに座ってしまう
チェック急いでいないのに赤信号が待てない
チェック友人には自分から連絡せず、連絡が来るのを待つ
チェック毎日の掃除や洗濯などの家事が面倒
チェック自分の気持ちを素直に表現できない
チェック電話に出ることを億劫に感じる
チェック自分を何もできない人間だと責めてしまう

 

どうですか?いくつ当てはまりましたか?
4個以上はセロトニン不足、6個以上はかなり深刻だそうです。

 

腸内フローラと精神バランス

コークカレッジ大学は、世界でも有数の腸内細菌専門の研究施設を持つ大学です。
脳科学者であるクライアンさんと精神科医のディナンさんは、10年以上前から「脳の機能と腸内細菌の関係」を探る研究を始めています。
実験の参加者達にビフィドバクテリウム・ロングムという細菌が入った粉末を1日1回飲んでもらい、さまざまな脳機能の変化を調べています。実験の結果はまだ出ていませんが、「腸内細菌が脳機能を高める」ことにこぞって科学者達が取り組んでいます。(腸内フローラ10の真実より)

 

もともと医療の現場では、腸と脳、こころのバランスに大きな関わりがあることは認められており、「脳腸相関」と呼ばれています。

 

緊張すると下痢をしてしまう、というように腸と脳は密接な関係にあり、迷走神経という神経が2つを繋いでいます。
情緒の安定が図れない人の脳内にはセロトニンの含有量が少ないとされています。

セロトニンは卵などのトリプトファンという必須アミノ酸を原料に、腸内でビタミンの力を借りて合成されています。
しかし、このトリプトファンを含む食品を食べても情緒が安定するわけではありません。腸内細菌がバランス良く存在しないと、合成するときのビタミンが不足してセロトニンが作れないのです。
自分が子供の頃、母親の機嫌の善し悪しをいつも伺っていたのを思い出します。
母が笑顔だと家族みんなが嬉しくなる、そんなものですよね。
子供の情緒の安定を図るには、まず自分から。
いつも私はそう自分自身に言い聞かせていますが・・・・
その5分後には「早くしなさい!!終わったの??」
今日もまた反省です

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