万病撃退”腸”が免疫の鍵だった!NHKスペシャル1/14シリーズ人体、腸、免疫力を司る腸内フローラ

NHKスペシャル1/14シリーズ人体、腸、免疫力を司る腸内フローラ

 

昨夜は楽しみにしていたテレビがありました。
NHKの人体シリーズの第4弾。
NHKはやはり面白いですよね。内容が深いし、しっかり検証されています。
スポンサーに振り回されない番組を作ることができるから見応えがあります。

 

腸内フローラブームで各局様々な番組が放映されていますが、
最近見た番組の中では昨夜のが一番面白かったかな。

 

見逃しちゃった?
それはそれは残念。
では、見られなかった方のために要点をまとめてみましょうね。
本日は・・・NHKの人体シリーズ腸スペシャルの前編です!

 

 

NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク 2018.1.14放送

 

タモリと山中伸弥博士が送るNHKの人体シリーズの第4弾、「万病撃退”腸”が免疫の鍵だった!」が昨夜放送されました。

 

人間の免疫の7割にも及ぶ免疫細胞が集中し、外敵から身を守る免疫力を司るのは「腸」だと言われています。いったい腸ではどんな働きが行われているのでしょうか?

 

 

腸が体の免疫を司る?

 

腸が持つ神経細胞は脳についで多いおよそ1億個。脳に頼らずに働くことができる、まさに”独立国家”と言われています。
腸は外からの攻撃をもっとも受けやすい場所です。口から入った人体に有害なものを腸がより分け体内に侵入しないようブッロクしているのです。

 

腸の表面には無数の腸内細菌が浮遊し、腸の粘膜にびっしりと生えている絨毛(じゅうもう)の内側には免疫細胞が潜んでいます。
腸の表面を拡大すると様々な細菌がいるのがわかります。

 

 

絨毛の先端を輪切りにすると免疫細胞が見えます。免疫細胞とは病原菌やウイルスなど外敵を攻撃し排除するミクロの戦士。
全身に2兆個存在すると言われていますがその7割が腸に集まっています。

 

 

免疫細胞をトレーニング?

 

腸は外敵の侵入から体を守るだけではなく、免疫細胞をトレーニングする機能もあることがわかりました。

 

腸の表面はびっしりと小さな絨毛で覆われていますが、一部だけ平らなところがあります。その平地を拡大すると表面に小さなくぼみがあります。そのくぼみが免疫細胞をトレーニングする訓練場への入り口なのです。

 

 

この入り口付近をただよう腸内細菌やウイルスは、くぼみからとらえられ腸の内側へと取り込まれます。そこで待ち構えているのがたくさんの免疫細胞。
入ってきた侵入者を免疫細胞は「敵」か「味方」か判別し学習します。このトレーニングを繰り返すことで、免疫細胞は様々な病原菌と闘う能力が高められるのです。

 

腸壁で訓練された免疫細胞は血液にのって全身へと運ばれていきます。そして全身のいたるところで細菌やウイルスと闘う戦士となるわけです。

 

 

 

あなたの腸に異変?急増する「免疫の暴走?!」

 

小さい頃からオリンピック選手を目指していたイギリスの体操選手ナタシャ・コーツさん。
彼女は重度のアレルギー症状に苦しめられています。身の回りの様々なものにアレルギーを引き起こし、緊急搬送されたことは何度もあるそうです。毎日25錠もの薬を飲み続けていますが、全く改善されません。

 

 

本来自分の敵ではない自分の細胞が免疫細胞に攻撃され、深刻なショック症状を引き起こしてしまいます。

 

日本にも免疫に苦しめられている女性がいます。
多発性硬化症という難病を患う尾崎真由さん。常に手足が痺れ、歩くくともままなりません。その症状の原因は脳にあり、暴走した免疫細胞が脳を攻撃し、体の震えが引き起こされています。

 

 

なにが免疫の暴走を招いているのか?
この生まれも育ても違う2人の共通点は便にありました。
腸内細菌の『クロストリジウム菌』という特定の腸内細菌が極端に少なかったのです。
クロストリジウム菌が少ないとなぜ免疫の暴走が起きるのでしょう?

 

大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文教授が従来の免疫細胞とは全く違う役割を持つ免疫細胞を発見しました。

それがTレグ細胞(制御性T細胞)です。

Tレグ細胞とは、体の中で興奮している細胞を見つけると、興奮をしずめる物質を放出し暴走している免疫細胞の働きを抑制するのです。
免疫のブレーキの役割を果たす細胞です。

 

 

クロストリジウム菌がメッセージ物質を届けると、免疫の暴走を抑えるTレグ細胞を生み出すのです。腸内で誕生したTレグ細胞は、暴走している免疫細胞を沈静化し全身の免疫力をコントロールするわけです。

 

本日はここまで。続きは明日!どうぞ楽しみにしていてくださいね。

 

 

 

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