妊婦さん必見!膣にもフローラはあるって知ってる?膣常在菌を健康に育てる方法とは?

膣にもフローラはあるって知ってる?

 

いま私達の腸に生息する細菌の原点は「お母さんの膣」です。
赤ちゃんが最初に受け取る菌は、出産の時に通るお母さんの産道に常在する細菌と言われています。

 

自分の膣の状態を意識したことはありますか?
普通はあまり気にすることはないですよね。

 

でも、疲れていたり、寝不足が続いたり、体調が悪いと膣の臭いが変化することを感じ取ることがあると思います。
これは「膣の常在菌バランス」の変化なんです。

 

膣は肛門からも近く雑菌が侵入する危険があるため、デーデルライン桿菌という菌に守られています。
この菌の存在は以前から解っていましたが、他にも沢山の膣常在菌がいて私達女性の生殖器を守ってくれていたのです。

 

閉経をむかえる年齢になると、なぜだかいままでと違う膣の状態を感じることはありませんか?
そう、膣のフローラも加齢と共にバランスを崩し悪玉菌が優勢になってくるからです。

 

だから妊婦さんだけではなく、私達世代も膣フローラを健やかに育てる努力が必要。
そのために、私も先日婦人科医師より「膣フローラ」について学んできましたよ。

 

本日は・・・膣フローラと女性の健康についてのお話です。

 

婦人科医の鶴巻医師よりご教授しただきました

 

 

健康な膣の状態とは?

 

膣内を守る代表的な善玉菌は、デーデルライン桿菌という乳酸桿菌です。
膣内はpHのバランス値が、皮膚と同じ3.8〜4.5と弱酸性に保たれているのが正常な状態です。

 

乳酸桿菌はぶどう糖を発酵させて乳酸に変化させることで膣内を弱酸性に保っています。このような環境にあるから細菌の侵入や膣内の悪玉菌の繁殖を防ぐことができるのです。

 

膣内の異常を招く悪玉菌の代表は「カンジダ菌」や「トリコモナス菌」などがあります。
これらの原因菌となる菌は元から膣内にいますが、細菌バランスが保たれていれば問題はありません。ストレスや睡眠不足などでバランスが崩れると異常増殖し膣炎などのトラブルの原因となります。

 

 

膣常在菌を構成している乳酸菌

 

私が看護学生だったころは、膣の細菌はすべて「デーデルライン桿菌」という乳酸菌であることしか解りませんでした。
しかし、最近の研究によりラクトバチルス属が多いことがわかってきました。

 

 

膣内のラクトバチルス菌が減少すると、細菌性膣炎がおこります。
これらの膣炎の治療は抗生剤による治療や抗菌膣錠による治療が中心でしたが、子宮内の菌環境も同じように改善されるかはわかっていませんでした。

 

また、不妊症治療をしている患者さんの約半数がラクトバチルス菌が減少しており、不妊の大きな要因になっているのではとも考えられています。

 

そこでラクトバチルス菌が少ない患者さんに対して、抗菌剤、生菌膣剤のプロバイオティクス、ラクトフェリンなどのプロバイオティクスを組み合わせて試したところ、子宮内のラクトバチルス菌が増え子宮環境が改善し妊娠が成功したことが報告されました。

 

 

膣内環境を正常に保つことが女性力を高める

 

膣の場合、腸の様に乳酸菌やビフィズス菌を摂れば膣環境がすぐに改善されるというわけではありません。
腸で増えた菌が膣まで到達するにはかなり時間がかかってしまいます(しかし、プロバイオティクスを積極的にとることは大切です)。
また、ラクトバチルス属の菌を摂取しても膣内のラクトバチルス菌が増えてくれるという相関関係は認められていません。

 

婦人科医師曰く・・・
「もっとも有効な方法は膣錠や専用のタンポンです。乳酸菌膣錠や乳酸菌を塗布したタンポンを使用すれば直接菌をいれることができるので効果がでることでしょう」
乳酸菌を含ませた専用タンポンを使うと3日で平均10%から90%まで増えたというデーターも報告されています。

 

早くこんな商品が実現化されるといいですね。
特にこれから赤ちゃんが欲しいという女性にとってはとても意味のある「膣活」です。
赤ちゃんがお母さんから受け継ぐ菌こそが「mamバイオーム(ママから受け継ぐ細菌)」。
どんな薬よりも子どもの体を守ってくれる免疫力になります。

 

出産環境とmamバイオティクスについてはこちらをご覧くださいね⇩

妊娠中にはビフィズス菌「妊活中、妊娠中の腸活こそが子供の免疫力を作る!」抗生剤と失われる抵抗力

 

膣環境を整えて健康になると言う考え方はこれからもっと広がっていくことだと思います。
また新しいことが解りましたら、ブログで報告していきますね!
どうぞお楽しみに(*^O^*)

 

 

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