腸の働きってなに?「大腸と小腸の違いとは」腸の働きを知って快腸リズムを作ろう!

腸の働きってなに?

 

毎日私達は、どれくらい胃腸のお世話になっているのか考えたことはありますか?
私は寝る前によく独り反省会をやります。

 

今日食べた物は・・・?
朝はおにぎりと味噌汁、お昼は自分で作ったお弁当、夜の会食はステーキだ。
脂肪分が多いからまだ胃の中に停滞しているだろうな。
胃に悪いなあ。
明日は白身魚にして腸を休ませてあげたいな。
そんな風に食事内容と胃腸の疲れ具合を考えながら寝ることもしばしば。

 

先日、仕事の取引先の方よりこんなご質問を受けました。

 

「私、朝ご飯と昼ご飯を食べないんです。それというのも毎日夜は接待だから相当食べなきゃならないのです。帳尻合わせるためには、朝昼抜くぐらいが丁度良いのかな?と。でもそれって胃腸に悪いでしょうか?便秘がどんどん酷くなっているのは腸の働きのせいでしょうか?」

 

たしかに・・・
その食べ方は良いとは言えませんね。
でも仕方がないという状況もよくわかる。
私も接待続きだと苦しくなります。

 

そんな食生活のコントロールが難しく胃腸に自信がない方のために・・・
本日は「胃腸の働きの基本」をおさらいしましょう。

 

食べた食べ物の行方

 

私達が毎日食べている食べ物が、胃腸の中でどんな風に消化されて「うんち」になっていくのかご存じでしょうか?
早い人は18時間くらい、遅い人は72時間以上かかって出てきます。
腸の動きが過敏すぎて「朝食べたものが夜には出ちゃう」という人はほとんど大腸に食べ物が停滞していないことになりますし、
「5日以上の便秘はザラ」という方はなんと120時間もの間、食べ物が胃腸の中に留まっていることになります。

 

これはどういうことでしょう?
この時間の差はほとんどの場合が「大腸の働き」の違い。
そしてこの通過時間の差が腸内細菌のバランスに大きな影響を与えるのです。

 

 

胃の働き、小腸の働き、大腸の働き

 

では、ここでそれぞれの器官の働きを簡単にまとめてみましょう。

 

⇒胃は強い筋肉でできた臓器で、食べ物をドロドロの粥状にします。強い酸性の胃酸で殺菌しながら細かく砕いていきます。胃の中に停滞する時間は2〜6時間、糖質、タンパク質、脂質の順番で停滞時間が長くなっています。

 

小腸⇒胃の中で細かくされた食べ物はまず十二指腸というところに送り込まれます。胆のうや膵臓が分泌する消化酵素の働きでさらに細かく消化されます。十二指腸を通過したあとは小腸へ。腸の中で1番長いのは小腸で一般的には6〜7mもあると言われています。しかし消化に関わる時間は意外に短く約2時間です。

 

大腸⇒大腸は食べ物の水分を吸収してうんちを作る器官、と思われていたのは数年前。腸内細菌、腸内細菌と騒がれている源は「大腸」にあります。約1000種類、約100兆個を超える腸内細菌が及ぼす働きに注目が集まっています。
食べ物の栄養は小腸で吸収され、小腸で吸収されなかった余剰成分が腸内細菌のエサになります。
この大腸にはうんちが12時間以上、長ければ3日〜5日と留まり続け様々な健康被害を及ぼします。

 

朝日新聞より

 

 

小腸は体の警備隊

 

小腸の長さは長さは6〜7㍍、内腔はびっしりと「絨毛(じゅうもう)」と呼ばれる無数のヒダがあります。
小腸を広げるとテニスコート1面くらいの表面積になると言われていますが、これは食物との接触を多くし、栄養素の吸収を効果的に行うためです。

 

小腸は、口から侵入してくる菌から体を守るための最も重要な免疫器官です。
私達の体に存在している免疫細胞は、小腸下部にある絨毛の間のくぼみにあるバイエル板というところに集中しています。

 

からだとくすりの話より

 

しかし、腸内環境が悪いとバイエル板の機能は弱くなり、免疫力が低下し、風邪を引いたり、疲れやすくなったり、様々な病気を引き起こしてしまします。

 

 

大腸は免疫力やホルモンを作る手助けをする

 

大腸は「上行結腸」「横行結腸」「下行結腸」「S状結腸」「直腸」からなり長さは約1.5m。
便が作られるS状結腸や直腸で大腸がんの発生頻度が高いのは、この部分に腸内細菌の数が多く、腐敗菌による有害物質の発生頻度が高いからと考えられています。

 

健康な腸内環境を保つカギは、腸内の「酸性度」大腸内のpHに左右されます。
悪玉菌と呼ばれる菌は中性のpHで増えやすく、善玉菌と呼ばれる菌はpH5.5くらいの酸性で活発になります。腸内のビフィズス菌が増えると酪酸産生菌が増え腸内のpHを酸性にたもち、便の性状も良好になるのです。

 

食物繊維やオリゴ糖などを善玉菌が食べて分解し酪酸や乳酸を放出します。酪酸は大腸のエネルギー源にもなるため、蠕動運動(食べ物を押し出す動き)や水分吸収が活発になり排泄リズムが整います。
さらに、小腸で回収できなかった胆汁から作られると言われている発がん物質も酸性の状態ではできにくいと考えられています。

 

酸素を嫌う嫌気性菌にとって、大腸は自分達が生育するのにとても良い環境です。腸内細菌は食物繊維やオリゴ糖をエネルギー源にし、分解を繰り返す過程で代謝物質を作り出します。

 

主な代謝物質は、酢酸や酪酸やプロピオン酸などの短鎖脂肪酸。
この短鎖脂肪酸が健康に密接な関係があることは、知られているところですが、またさらに新しいことがわかっています。

 

ここからはもの凄くマニアックなのでスルーしてください😅

母乳に含まれるポリアミンという物質がありますが、このポリアミンは細胞分裂と密接な関係があります。
ポリアミンは、細胞内の不要になった物質を分解し再利用するオートファジーを促進します。
細胞分裂が活発に行われているところに存在するため、延命やアンチエイジング効果との関連性が注目されています。
このポリアミンは腸内酸性化の新しい作用であり、ビフィズス菌投与によって腸内を酸性化すると生理活性化物質ポリアミンの産生誘導することが発見されたのです。

 

詳しくは京都大学のホームページをご覧ください↓

 

京都大学HPより

 

申し訳ございません!
ついつい腸内細菌のこととなると長く小難しくなってしまいす。ちっとも「胃腸の働きの基本」ではありませんね💦
しかし、この研究は腸内細菌分野にとってとても画期的なことなのです。

 

まとめますと・・・腸内を酸性に保つことが、長生きやアンチエイジングに必要なこと!
と、言うことです。
これが、私がナースキュア・ビフィズス菌BB+オリゴ糖にロンガム菌とフェカリス菌を採用した理由なのです。

 

 

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