腸内細菌がインフルエンザウイルスに対する粘膜免疫を守る!「新型コロナウイルス予防と腸内環境」

新型コロナウイルスがパンデミック!

 

新型コロナウイルスのパンデミック宣言がでました。
欧州では深刻な被害が広がっています。
「騒ぎすぎ」「楽観的すぎ」
両極端な意見が飛び交いますが、大切なことは冷静に真摯に向き合うこと。

 

ウイルスが世界に蔓延していることは明らかな事実です。
「自分だけは感染しないだろう」
と対岸の火事のような思いでいると、症状が出たときにパニックになってしまうかもしれません。
「自分も感染するかもしれないから十分に気を付けよう」
と意識したうえで心の準備をしておけば慌てずに済むかもしれません。

 

じゃあ、何をどう準備するの?
ということになりますが・・・
やはりここは落ち着いて「腸内環境」を整えましょう。

 

私達看護師はいつも常に細菌やウイルス保菌者と濃厚接触をしています。
なぜインフルエンザや風邪に罹らないか?
それはやはり抵抗力と免疫力です。
人の何倍も「自分の健康管理能力」を求められるからなのです。

 

看護師が病欠をすると、同僚や先輩からそれはそれは冷たい目で見られます。
だれも「大丈夫?」などとは心配してくれません。
ギリギリの人員で働いてるのに、一人が休んだら他のスタッフの負担がとても大きくなるからです。

 

だから、私達は自分の健康管理はとても大切なのです。
どんな健康管理法をしているかと言いますと、私はもちろん腸内環境からです。
腸管粘膜免疫応答力を高めて外からウイルスの侵入を防ぎます。

 

九州大学よりインフルエンザウイルスと腸内環境についての論文が発表されています。
インフルエンザウイルスも新型コロナウイルスも予防法は同じです。
本日は「ウイルス感染を予防する腸内環境の作り方」をまとめてみましょう。

 

 

新型コロナへの免疫反応、「インフルエンザ」と同じ

 

オーストラリア「ピーター・ドハーティー感染免疫研究所」は3月17日新型コロナウイルスに対する人間の免疫反応がインフルエンザ患者にみられる反応ととても類似していると公表しました。
これは世界的に死者を出している新型ウイルスの治療において大きなヒントになると考えられます。

 

オーストラリアメルボルン大学研究所は、症状が軽い新型コロナウイルス感染者の血液サンプルを採取し、全身の免疫反応を調べて、その結果を医学誌ネイチャーメディシンに発表しました。

 

研究所のキャサリン・ケンジェルスカ氏は、「回復の経過を観察したところ、新型コロナウイルス患者の血液中に、インフルエンザの患者に回復の3日前から現れる特定の免疫細胞の存在が認められた。インフルエンザ患者の経験を元に回復を予測出来ると考えていたがまさにそうなった」と述べました。

 

 

腸内細菌がインフルエンザウイルスに対する粘膜免疫をサポート「九州大学」より

 

オーストラリアの研究は新型コロナウイルスのワクチン開発に応用ができそうです。

 

2009年の新型インフルエンザウイルスが出現し、日本でも人への感染が報告されました。
免疫を持たない新型ウイルスのワクチンを開発するためには、実際に感染した時の免疫応答の誘導メカニズムを分子レベルで理解する必要があります。
九州大学大学院医学研究院・一戸猛志教らの研究グループは、インフルエンザウイルス感染による肺でのインフラゾーム(ウイルスに反応する細胞内センサーのひとつ)の活性化が、その後のウイルスに対する効果的な免疫応答の誘導に必須であることを明らかにしました。この研究によって、ある特定の腸内細菌が距離の離れた肺のインフルエンザウイルス感染によるインフラゾームの活性化をサポートし、効果的な免疫応答の誘導に必要であることが明らかになりました。
九州大学プレスリリースより

 

 

 

腸内細菌と免疫

 

私がインフルエンザに罹らないのも、マスクをしなくてもウイルス性疾患に感染しないのは「腸管免疫」の強さだと自負しています。

 

腸には免疫器官として、腸管の壁にある上皮細胞に囲まれて腸管上皮間リンパ球が存在します。
さらに腸管壁にはバイエル板、腸管壁の下にある粘膜固有層に免疫系器官が局在しています。このうちバイエル板は腸管壁に存在する大切な免疫器官です。
腸管免疫細胞群は協力して侵入してくる病原菌抗原に対して免疫グロブリンAを作り、腸管に侵入してくる病原菌の侵入を防いでいます。

 

腸内細菌のうち、特にビフィドバクテリウム・ロンガムはインフルエンザ感染に極めて有効なことが証明されています。
自然免疫を活性化させ抵抗力を高めることによってインフルエンザ感染症の症状を軽減または治療することが可能なビフィドバクテリウム・ロンガムがいま注目を集めています(ロンガムはナースキュアで採用されているビフィズス菌)。

 

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こんな時にこそ、腸内環境の大切さを見直していきましょう。
マスクよりうんちうんちです。うんちですよ!爆  笑

 

 

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