腸内環境改善による唾液の質向上と感染予防「新型コロナウイルスとドライマウス」マスクの問題は口呼吸で口の中が乾燥すること

マスクの長期化がもたらす問題

 

気がつくとマスクの下で口呼吸をしている私。
これってなぜでしょう?
口をぽかんと開けながら息をしています。

 

鼻で呼吸がしずらいからでしょうか?
パクパクと口を開けたり閉めたりして呼吸をしているのです。

 

この癖はとても良くありません。
ただでさえ冬は乾燥して口が渇きやすいというのに、口呼吸はドライマウスを悪化させてしまいます。

 

先日の食品開発展セミナーでは、長引くマスク生活は口腔内と腸内環境の悪化を誘発しているという内容のものでした。
私も普段から口腔内細菌が腸内環境を左右すると言っておりますが、歯科医師の先生から詳しいお話を聞きさらに深い関係性が分かりました。

 

本日は・・・唾液の質と感染予防についてです。

 

 

 

唾液の年齢変化

 

昨年の今頃、まさか全世界の人々がマスク生活をすることになるなんて誰が想像したでしょう?
新型コロナの影響でマスクは日常化し、長期的な着用が私達の健康に影響を与えています。

 

マスクをしていると口呼吸になりやすくなります。
口呼吸は慢性的なドライマウスを誘発し口腔内の細菌に変化を与えます。

 

長期的なマスク→口呼吸→口腔内の乾燥→口腔内細菌の異常増殖→腸内環境の悪化→糖尿病、大腸がん、うつ病などの悪化

 

↓歯周病と全身疾患の関係

『歯周病菌が病気の原因?「腸管内のバリア機能が病気予防のカギ」口腔内フローラと腸内フローラ』

 

 

健康な唾液が感染を予防する

 

赤ちゃんはいつも口からだらだらと唾液を垂らしていますよね。
アレには意味があります。口から入ってくる病原菌やウイルスを排出させるためです。

 

子どもは1日に約500ml、20歳から30歳が一番増えて平均1500ml。
しかしその後は減少し、加齢と共に脂肪変性するために減少します。そして50歳を過ぎたころから唾液の減少に悩まされるようになります。

 

唾液には、口の中を清潔にする働きや口腔粘膜を保護する働きがあります。
また唾液中には消化酵素のアミラーゼやリゾチーム、ラクトフェリン等、細菌増殖を抑制する抗菌作用がある酵素が含まれるのです。
この酵素には、歯を守る緩衝作用や歯のエナメル質を補修する再石灰化作用など大切な働きが多くあります。
唾液は血液から作られ抗菌・抗ウイルス作用が高いため感染予防に関与していることが分かっています。

 

年齢と共に唾液の分泌量が減ると、雑菌が繁殖して口臭が強くなり腸内の細菌バランスにも影響を与えます。
歯周病などの原因菌が腸内で繁殖すると腸管免疫は低下し、対抗力低下の原因となるのです。

 

 

唾液の分泌量低下と腸内環境の悪化

 

唾液の分泌は夜間に減少、睡眠中はミュースタン菌が30倍に増えると言われています。
だから寝る前の歯磨きはとても大切。

 

実際に腸内に口腔内常在菌が多いと・・・
↓腸管免疫を守る酪酸産生菌もフィーカリバクテリウム属も減少してしまいます。

 

 

↓歯周病菌が大腸がんの原因

『歯周病菌が大腸がんの原因?「フソバクテリア門とは?」口腔内フローラが腸内フローラに与える影響』

 

唾液は天然の抗菌薬と言われています。
唾液の分泌を促して強い身体を作って行きましょう。

 

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