免疫向上には新型乳酸菌フェカリス菌!花粉症対策はお早めに。

フェカリス菌とは?

フェカリス菌とは人由来の乳酸菌です。正式名称はエンテロコッカス・フェカリス菌種です。ほ乳類の大腸内に生息し、グラム陽性の通性嫌気性球菌です。

フェカリス菌は球状の連鎖球菌であり、1nm(ナノメートル)とサイズが小さく他の乳酸菌よりも一度に大量に摂取出来るという利点があります。善玉菌の効果は基本的に摂取した量に比例すると言われているので、フェカリス菌は注目を集めています。「新型乳酸菌」と呼ばれる所以は、エンテロコッカス属は種類が多い腸内細菌群の中で特に免疫向上効果を発揮する細菌であると共に、腸内での増殖が早いことから様々な免疫疾患への効果が期待されているからです。

 

 

フェカリス菌の効果

【免疫力アップ効果】

フェカリス菌に期待される効果が免疫力増加作用です。一度に大量に摂取出来るフェカリス菌はより腸内の免疫細胞を活性化しやすいと考えられており、風邪やインフルエンザなどに有効だとされています。

一般的にビフィズス菌や乳酸菌は死菌よりも生菌の方が、生きたまま腸に届くのが良いとされています。しかし、フェカリス菌は加熱処理をした死菌の方が、免疫力を高めるという点で効果を発揮することがわかっています。

確かに整腸作用を考えると、生きたまま腸に届き腸内で短鎖脂肪酸を生み出してくれるほうが有効です。しかし、免疫調整作用については生菌である必要性はないのです。なぜなら菌の成分そのものが免疫細胞と結合することで効果を発揮するからです。また、加熱処理されることで安定性や保存力が高まります。

 

【花粉症の症状緩和効果】

乳酸菌やビフィズス菌については季節性アレルギー性鼻炎や花粉症に対する有効性についても認められています。

2012年に医学誌「薬理と治療」に掲載された研究報告によると、スギ花粉症患者20名に人工的に暴露室で一定量の花粉を浴びてもらい、その後加熱殺菌したフェカリス菌を1日1000億個、2ヶ月服用。その後同じように花粉を暴露した。服用前と服用後では鼻をかむ回数や目のかゆみなどが減りアレルギー症状が改善する傾向が認められたそうです。

 

フェカリス菌:ニチニチ製薬HPより

 

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