腸内フローラにいい菌活とは?「自分が持っている常在菌を増やすことが大切!」効果的な菌活法

腸のためにどんな菌活をしていますか?

 

腸のために菌活を始めている方が増えています!
でも、とても真面目な日本人。ちょっと偏りが過ぎてしまうところが心配です。

 

先日も外来でこんな話を聞きました。
糖尿病のおじいさん。血液検査の値がいつもより急激に悪くなっています。

 

Dr:「Oさん、今月の血液検査、HbA1cが高いよ。なんか食べたでしょ〜。」

Oさん:「先生、何にも食べてないよ。最近は健康に気を遣って私も腸に良い菌を摂っているよ。毎食後にヤクルト飲んでるし」

Dr:「それだあ・・・」

 

腸によいことをしようと毎日ヤクルトを始めたOさん。残念ながら糖尿病には悪く出てしまいましたね。テレビや雑誌で「○○がよい」というと次の日には売り切れスーパーが続出という。体に良いと言われている食材でもご自分の身体に合うかどうかは色々な要素を考慮しなければなりません。

 

最近ブームの菌活もちょっと偏っていたり、かえって体重を増加させていたりと、方向性を間違えてしまっている方をよくお見かけいたします。せっかく頑張っても効果が出ないやり方では困りますよね。

 

本日は、日本人にあった菌活法をお伝えしましょう。

 

 

 

 

善玉菌を増やすためには乳酸菌よりビフィズス菌

 

腸内フローラブームのいま、沢山の乳酸菌やビフィズス菌商品があふれています。
○○菌××株、○○乳酸菌などと書かれていてもどんな菌がよいものか?わかりませんよね。

 

菌にはもともと自分のお腹に住んでいる「定着菌」と、外から取り入れて通過するだけの「通過菌」があります。どちらも菌として体内に取り込むことはそれなりの効果は得られますが、「定着菌」には「通過菌」にない大切な約割があります。

 

もともと大腸に住む乳酸菌の数は多くありません。
しかし、人が老化してくると乳酸菌は増え、ビフィズス菌は減っていきます。乳酸菌が増える理由はハッキリと解明されていませんが、老化により胃酸の状態が悪くなり、バリアがなくなり乳酸菌が増えてくると考えられています。
ビフィズス菌が減るのは消化運動の低下が影響しているのではと言われています。

 

だから減り続けるビフィズス菌を補うことが重要なのです。

 

メモ乳酸菌とビフィズス菌は違うの?右矢印違います。

 

森永乳業ビフィズス菌研究所より

 

 

 

人由来のビフィズス菌は10種

 

人間の腸に住むビフィズス菌は10種類が発見されています。

その主な物は・・・

 

・ビフィダム菌

・ロングム菌

・アドレスセンティス菌

・ブレ−ベ菌

 

これらの中で成人の腸内に一番多く生息するのがロングム菌なのです。

 

 

森永乳業ビフィズス菌研究所より

 

 

 

日本人には日本人の常在菌を摂りましょう

 

発酵食品に含まれる菌は体にとって良い物です。
しかし、食品ですから一つの栄養素だけではなく色々な栄養素が複合されています。
その他の栄養素が自分の体に悪影響を及ぼす場合もあります。

 

例えば・・・

 

・キムチ右矢印塩分が高いです。高血圧の方には向きません。

・ヨーグルト右矢印脂肪分が多いです。高脂血症、中性脂肪が高い方には向きません。

・納豆右矢印ビタミンK₂が含まれます。心筋梗塞や脳梗塞などの虚血性疾患の方には向きません

・甘酒右矢印酒粕にアルコールが含まれる場合があります。アルコールアレルギーの方には向きません。

 

このように、一般の人にとって体に良い発酵食品も持病には悪く働く場合がありますのでむやみに同じものばかり食べ続けることは危険です。

 

辨野義己先生が仰っているように加齢により減り続けるのはビフィズス菌です。しかし全てのビフィズス菌が減るわけではありません。ビフィズス菌の中のロングム菌が減るのです。

 

日本人の腸に一番多く生息するロングム菌を補ってあげることが腸内フローラを改善する近道なのです。

 

 

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