冬に向けて始める小腸活「免疫力を高めるのは乳酸菌等が産生する代謝分子」腸管免疫シリーズ小腸編

冬に向けて始める小腸活

 

東京の感染者数もかなり減少してきましたね。
1桁まで減少したりまた2桁までいったりとしていますが、どんどん終息に向けて落ち着いた様子をみせています。

 

「withコロナ」「ポストコロナ」
これから変わるだろう社会がこんな風に呼ばれています。
ウイルスと共に私達の生活はどう変化していくのでしょうか?

 

冬の第2派に備えて、次のパンデミックから身を守るために、自分自身による健康管理が大切になっていくと思います。
「病気を見つける時代」から「病気にかかりにくい免疫を手に入れる時代」へと変化していくでしょう。
便利な、手軽な、食生活を手放し、日本古来の食文化を大切にしてくことが私達日本人の健康を守っていくことになると思います。

 

次の準備は冬に到来すると言われている第2派へ備えて、ウイルスに負けない体作り。
本日は、腸管免疫シリーズの小腸編。
小腸と乳酸菌と免疫の関係についてまとめてみましょう。

 

 

小腸の働き

 

腸内フローラというと主に「大腸」を指しますが、免疫と深く関わっているのは小腸下部になります。

 

小腸は胃と大腸の間にあり、十二指腸、空腸、回腸をあわせて「小腸」といいます。
その長さはなんと6〜7mもあります。小腸内側は輪状のひだになっていて、表面には絨毛(じゅうもう)と呼ばれる指状突起が数百万もあり、表面積はテニスコートの2面くらいだと言われています。

 

このため食べ物から効率良く栄養を吸収することができるのです。
小腸は病気ができにくいのでその存在は目立ちませんが私達の体の中で大切な働きを担ってくれています。

 

 

⇩小腸の詳しくはこちら

小腸の働きと役割「小腸にはがんはできないの?」わかりやすい十二指腸と小腸のお話

 

 

小腸と乳酸菌の関係

 

小腸に必要な菌は主に「乳酸菌」です。
一般に糖類を発酵して乳酸を生成する細菌を乳酸菌と呼びます。形状から球菌と桿菌に分かれ、前者は連鎖球菌、ペディオコッカス菌、リューコノストック菌、後者はラクトバチルスのような乳酸桿菌が分類されます。
乳酸菌は嫌気性菌に属しますが、そのほとんどが空気中でも繁殖します。

 

乳酸菌は、ヨーグルト、バター、チーズ、乳酸菌飲料などの発酵食品の製造や、肉や漬け物など熟成に関与しているほか、飼料添加物、サプリメントなどの健康食品などに幅広く利用されています。
乳酸菌は人間や動物の口腔や腸管内、膣内にも生息し、特に小腸下部(回腸)には食品中に存在する乳酸菌とは異なる腸管内固有の菌種が常在します。

 

小腸での乳酸菌の働きは、乳酸や他の有機酸を生成し腸内のpHを低下させます。
腸内のpHが下がることによってカルシウム、鉄、ビタミンなどの栄養素の吸収を促進させます。

 

 

乳酸菌が免疫を活性化させる仕組みが解明

 

乳酸菌は小腸で、ビフィズス菌は大腸で働くことは分かっていましたが、小腸での乳酸菌の効果は分からないことが多いのが現実です。
各メーカーは自社乳酸菌の効果を打ち出していますが、どんな菌が最も必要でどんな配合が最も有力なのかは断定できていません。

 

しかし、免疫応答において有効な菌は絞られてきています。
大阪大学は、乳酸菌が産生する代謝分子の乳酸、ピルビン酸が自然免疫細胞である小腸のマクロファージに作用することを発見しました。

 

腸内細菌がつくる乳酸・ピルビン酸により免疫が活性化される仕組みを解明 — リソウ

 

どんな乳酸菌が小腸に最も効果を発揮すのかはまだ断定できませんが、
でも近い将来、小腸にとっての最有力菌と、タイプ別にどんな菌が必要なのか解明されることでしょう。
ナースキュアは更なる改良版シンバイオティクスを目指して新商品の開発を始めました。
小腸と大腸と多方面からアプローチできる新シンバイオティクスを目指して・・・
新商品作りを進めて行きたいと思います。
また経過はご報告させていただきます!

 

 

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