2番目のビフィズス菌生菌
ヒトの体に必要な菌はなにか?
私は常にそんな事を考えている変人ナースです。
体の抵抗力を高め、炎症を抑え、できる限り老化を遅らせるために。
この細菌の勉強をするようになって私のお小遣いはどんどんなくなっています。
看護師時代にため込んだ(主人に内緒)預金は寂しい感じになってきました。
年に何回も学会に参加し(コロナになってから行けてないショボーン)、何万もする学術書を買い込み、論文を読むPubMedにいくら払ったことか・・・
1回の学会参加費用は2〜3万します(-_-;)
「先行投資」と言うと聞こえは良いかもしれませんが、これまじリスキーな投資です。
うちの家族には内緒にして下さいね。
もう仕事は辞めなさい、普通の看護師に戻りなさい、って叱られますから。
でも私はいま、人生の中で一番充実して楽しいです。
健康を支える細菌の勉強がなによりの喜びだからです。
本日は新商品に採用された「ビフィズス菌生菌」の2番目。
M-16Vの効果についてお伝えしたいと思います。
ビフィズス菌生菌M-16Vとは?
聞き慣れないビフィズス菌の種類を言われてもよく分からないと思いますが、ここでは私がなぜそんなに「菌選び」にこだわるのかお話したいと思います。
このM-16Vという菌は新生児の集中治療室「NICU」で治療に使われているビフィズス菌です。
健康な乳児の腸管から採取されたビフィズス菌。
普通のビフィズス菌はY字型をしているのですが、M-16VはY字型ではなく棒状の形をしています。この形に何の意味があるのかまだ正しくは分かっていませんが、他のビフィズス菌と役割が違うからではないかと推測されます。
このM-16Vの主な働きとして低出生体重児の腸内フローラ改善作用、感染防御作用、健康成長促進、アトピー性皮膚炎アレルギー改善作用などがあります。
この菌の培養に成功した森永乳業は、病院へM-16Vビフィズス菌を無償で提供しています。
未熟児で産まれた赤ちゃんの成長をサポートするM-16V
満月までお母さんのお腹で健康に育った赤ちゃんの腸内は、産まれてまもなくビフィズス菌で占められるようになります。
しかし、予定より早く産まれてしまった赤ちゃんの腸内にはビフィズス菌が乏しく、定着するまで時間がかかることがわかっています。
そのため病原体などの感染から身を守ることができず、感染症対策のために「NICU」で厳重な清潔管理されます。
そのような低出生体重児に「ビフィズス菌生菌M16V」を与えると、未熟な腸の機能発達を促進させ、免疫機能の発達を促し、感染症の罹患率が低下することが症例発表されています。
↓論文はこちら
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/28/4/28_141/_pdf
腸内フローラの発達を助けることによって、乳児の成長を促進させ、感染症の発症率を抑える力がこの「M-16V」にはあります。
「M-16V」が病院に提供有される様になったのは20年前からです。
ビフィズス菌生菌M16Vが壊死性腸炎の発症を防ぎ、細菌感染によって起こる敗血症の発症を抑え、多くの赤ちゃんの命を救ってきました。
アトピー性皮膚炎・アレルギーを改善する
M-16Vには、アレルギー症状を改善する効果も報告されています。
アトピー性皮膚炎の乳幼児にM16-Vを摂取させたところ、腸内細菌が正常なバランスに改善され症状が改善されたという報告があります。
また大人のアトピー症状も改善された報告もあります。
↓アレルギーと腸内細菌について
『アレルギーにビフィズス菌は効くのか?「免疫力を上げるのは腸内細菌」腸内フローラと花粉症の関係』
このビフィズス菌M16-Vは、ビフィズス菌BB536と併用することでさらなるパワーを発揮します!
新商品には2つをたっぷり入れ込みました(*^O^*)