日和見菌(ひよりみきん)ってどんな菌?痩せるも太るも日和見菌次第?

220px Clostridium difficile EM

日和見菌ってどんな菌?

腸内に菌のうち7割が善玉菌でもなく、悪玉菌でもないどっちつかずの日和見菌になります。この日和見菌は離乳期以降に腸内で増殖し、様々な菌が共存してその人独自のフローラを形成します。

普段は無害な日和見菌ですが、病気やストレス、老化などによって免疫力が低下することで病原菌と化し、膀胱炎、敗血症、腎炎、肺炎などが発症するケースがあります。

大腸菌やウェルシュ菌などが日和見感染を引き起こすのは、いずれの場合もその背景にあるのは腸内フローラバランスの崩れに他なりません。病気を防ぐ一番の手立ては日頃から腸内フローラバランスを整え、免疫力を高めておくことでしょう。

 

体質を作るのは日和見菌の力

体質、体質、と人は言いますが体質とはなんでしょう?
腸内フローラはまるで人間の指紋のようにひとそれぞれ違います。誰1人として同じフローラの人間は存在しないということをご存じでしょうか?
この腸内フローラがその人の体質を決定します。どんな菌が腸内に多く棲息しているかで免疫力、抵抗力を左右するからです。
水を飲んでも太ってしまうという方がいますが、これは腸内フローラの日和見菌の仕業なのです。

ヤセ菌!バクテロイデス門

痩せている方の腸内フローラを調べると、バクテロイデス門の細菌が優性であることがわかっています。バクテロイデス門は食品から必要な分だけのエネルギーを取り出します。食物繊維を多くとり、糖質や脂質を控えた食事をすることでこのバクテロイデス門は増えてくるのです。

太りやすい人は体質だからと諦めてしまうのではなく、バクテロイデス門が好むエサを与えることが重要だったのです。

220px Bacteroides biacutis 01wikipediaより

でぶ菌!フィルミクテス門

逆に太っている人の腸内フローラには、フィルミクテス門という細菌が腸内でふえてしまっています。フィルミクテス門の細菌は糖類を代謝する遺伝子が多いのです。この菌は、食べ物からエネルギーを強く取り立てて腸から吸収させる働きを持ちます。この菌が増えるとわずかな食べ物からも大量のエネルギーを作り出せる体になり、余ったエネルギーが脂肪として蓄えられます。

つまり太りやすい体質になるということです。

220px Clostridium difficile EMwikipediaより

 

どんな体質を作るかは宿主が日和見菌に与えるエサによって決定されます。
肥満は万病のもと。老化や生活習慣病を防ぐためにも腸内細菌に与えるエサを選んで下さいね。

 

人に摂って一番大切な菌はビフィズス菌。
年齢と共に減り続ける善玉菌を積極的に摂り、腸内環境を整えましょう。

 

 

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