便秘してますか?「私は大丈夫、コーラック飲んでいるから」便秘薬の害と老化する腸

便秘してますか?「私は大丈夫、コーラック飲んでいるから」

 

先日、起業家が集まる席に参加させていただく機会がございました。
起業家といってもほとんどの方がベテラン経営者、60代70代の男性です。
完全アウェイな私ですが起業家としての姿勢や心構えを学びたく、おまけ的なポジションで混ぜてもらいました。

 

難しい事業のことをディスカッションされたあと、突然私に振りが回ってきました。

 

社長様:「胃腸さんの事業内容はどのようなものなの?」

胃腸:「サプリメント販売事業とプライベートナース事業です。といっても数人で細々やっています。年齢と共に深刻化する便秘改善を助けるビフィズス菌のサプリメントの販売と介護の質を高めたい方への専属看護を行っています。」

社長:「そうなんだー。そのプライベートナースとやらにお世話になりたいもんだね〜」(←おじさま方にこのプライベートナースという単語を出すと必ずこういう反応が戻ってきます、もちろん即スルー)

胃腸:「みなさまは便秘にお困りではないですか?ちゃんと出ていますか?」

社長:「うん、大丈夫だよ。毎日コーラック飲んでるし。」「私も、妻が煎じてくれるセンナを飲んでるよ」

胃腸:「うーん、えっと、その状態を病名に直すと排便障害となるわけで・・・。そんな強い緩下剤を飲んでいたらご自分の力で排便することができなくなります。ご自分の腸にもう少し頑張ってもらったほうが良いですよ〜」

社長:「そうなの?たかが便秘じゃないの?」

 

経営の話がいつの間にかうんちの話に・・・
またやってしまった。自分から変人カミングアウト。もうこれでうんち女認定。
でも、その後もうんちの話で30分盛り上がりました。本日は加齢と腸の変化について、賢者たちと楽しくお話しした内容を少しお伝えいたしますね。

 

 

老化する腸、老人性さい便の行方

 

60代以上の方の自然排便率は50%を切ると言われています。
つまり2人に1人の方が便秘です。しかし、この賢者たちでも自分が便秘だという認識がないほど、現代人にとって毎日便がないことは当たり前になっています。隠れ便秘率はもっと多いのではないでしょうか?

 

腸が老化するということはどのような状態になることなのでしょうか?

 

年齢を重ねると人のからだは老化するということはご存知だと思います。腸もまた、年齢とともに老化するといえば驚かれるかもしれません。加齢に伴う生理的な老化が、腸の中の老廃物を出す力(腸管運動)にも大きな影響を与え、腸内に有害な腐敗物質をたまりやすくしているのです。

 

その結果、便のにおいがきつく、出る量も少なくなり、いわゆる「老人性さい便」といわれる細い便になってきます。排便後、いつも残存感があって、すっきりしないのも腸の老化に伴う現象の一つなのです。

 

さらに、加齢に伴って、腸内細菌の状態も変わってきます。一般に、腸内細菌の10%は大腸菌やクロストリジウムなどの悪玉菌、20%がビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌。残りが善玉菌としても悪玉菌としても働く可能性を持つ日和見菌です。加齢によりこのバランスが崩れ、善玉菌が急激に減少し悪玉菌が増加してくるのです。

 

このように腸管運動が鈍くなること、腸内細菌の状態が変化することを「腸年齢の老化」と呼びますが、これによりさまざまな生理機能が低下し、腸内腐敗によってつくられた有害物質が腸管から吸収され、老化がさらに加速するという悪循環が生まれてきます。(いいうんち研究所より)

 

 

便秘薬は体に悪いの?便秘薬の害と進行し続ける排便障害

 

便秘薬全てが悪いのではありません。
腸内環境を整えても、お腹の中で腸が癒着(ゆちゃく:くっついて動きが悪くなること)していたり、腸が下垂して捻れていたり、通過障害があったりすると便秘は改善されません。

 

しかし、便秘薬にはたくさんの種類と段階がありますから、自己判断で市販薬を乱用することは危険なのです。腸の状態や動きに合わせて調整する必要があります。
始めから腸を強制的に動かすタイプの薬を飲んでしまうと、腸が自ら動く力がどんどんとなくなり、将来的に薬がないと排便不可能になってしまいます。

 

 

ちなみに市販薬コーラックの主な成分です。

 

<ビサコジル>
消化管の検査や手術で、腸の内容物を出さなければならない時にも使用される成分です。大腸を直接刺激して、低下している腸のぜん動運動を活発にします。
大正製薬より
センナ、大黄、アロエなどはアントラキノン系下剤。これらを長期に渡って使用すると、大腸粘膜が黒くなるメラノーシス(大腸黒皮症)になります。大腸の運動障害が加速し最終的に便意が消失していきます。

 

 

腸の老化を食い止める!80代でもスッキリ毎日。

長寿の国とうんちの量には密接な関係があります。
自力でしっかりと排便できる人ほど長生きが出来るという訳です。

 

自分の力で腸を動かすためには・・・

・善玉菌を増やす!
・食物繊維の摂取量を増やす!
・水分を十分摂る!
・腸腰筋を鍛える!
・たくさん歩く!
・睡眠をしっかりとる!
・便意を大切にする(後回しにしない)!

まあ、いつも言っている基本的なことは変わりありません。
しかし、年齢と共に意識的に気をつけなければ、腸の老化は加速し続けてしまうのです。

 

経営者の会の皆様、先日はとても有意義な会合をうんちの話しで水を差してしまい申し訳ございませんでした。
更なるうんちの話しはまたの機会に。
今度は虎屋のあんみつでもいただきながらお茶しましょうね。

 

 

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