ナースキュアに聞きたい!『よくある質問コーナー』正しい便秘薬の選び方

この便秘薬間違っている??

 

半年に1回くらい開催される看護師の同窓会が楽しみです。
看護師仲間と情報交換、これって大切なことなんです。教科書やマニュアルに載っていない生きた情報。その科にいないとわからないことって、とても多い。医師だけではなく、看護師にも自分の得意不得意な診療科目があります。

 

先日、ちょっと驚いたことがありました。
皮膚科に勤務する看護師さんに聞かれたこと。

 

「私、毎日便秘にならないように大黄を飲んでいるの!飲まなくても出るには出るのだけど、続けても大丈夫?飲んでいると安心なのー。」

「え!そんな。自力で出るのに大黄なんか飲まない方がいいよ。腸蠕動(ちょうぜんどう:ちょうの動き)が弱くなって歳をとったら下剤なしではいられなくなってしまうよー。」

「そうなんだ!知らなかった!ありがとうー。」

 

そんなことはしばしば。私も自分が経験したことの無い科は普通のおばさんレベルの知識だったりしますもの。

 

ナースSちゃんに、こんど便秘薬の種類の特集のページ作るね!と約束しました。
本日は便秘薬特集です。

 

 

Q1便秘薬の種類を教えてください。

 

便秘薬は全てが同じではありません。
ご自分の便秘の原因を知って、症状に合わせた選択が必要です。

 

・大腸刺激性下剤
大腸粘膜に刺激を与え、排便をうながす。
商品名:プルセニド、アローゼン、ラキソベロン、テレミソフト、センナ葉エキス

・小腸刺激性下剤
小腸を刺激し、腸の動きを活発にすることで排便をおこす。
商品名:ひまし油

・浸透圧性下剤
腸管内で長く留まるため、便の水分を保つ。
商品名:酸化マグネシウム、マグミッド、カマ、マグコロール

・膨張性下剤
水分を吸収しつつ、便に浸透。便のカサ増し効果
商品名:パルコーゼ

・クロライドチャンネルアクチベター
腸管内の水分分泌を促進し、便を柔らかくする
商品名:アミティーザ

 

 

Q2飲まない方が良い便秘薬はなんですか?

 

1番始めの大腸刺激性下剤です。
長期連用すると大腸黒皮症を起こします。
また、腸の蠕動運動能力(腸が収縮したり緩んだりして便が押し出されること)が低下します。

 

 

Q3飲んで良い便秘薬はなんですか?

腸の長さや形状によって向き不向きがあります。
便秘外来でよく処方されるのは浸透圧性下剤(マグミッド)かクロライドチャンネルアクチベター(アミティーザ)です。
しかし、酸化マグネシウムは長期服用によるマグネシウムの過剰摂取にご注意を!

 

食べるのは簡単、出すのは厄介。
溜め込んで良いのはお金と思いやり。
出すものしっかりだして、また明日から頑張りましょう!

便秘薬はきちんと医師に相談して、選ぶようにしてくださいね。

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