その便秘薬処方、間違っていませんか?グーフィスなど新たな便秘薬の使い方は?「日経メディカル」

あなたに合わない便秘治療

 

「処方されている便秘薬が効かなくて・・・」
そんなお客様より、お薬手帳をみせていただくことがあります。
2〜3年前と違い随分と処方内容が変わったなと感じます。

 

最近の傾向としては、刺激性下剤や漢方薬から新しい便秘薬に変化しています。
ただ、なかなかドンピシャリ!(古汗)とその人に合う薬を処方されることは難しいようで・・・
大抵の場合、薬が合わなくて下痢になってしまうようです。

 

病院の統計によると「便秘治療の約半数がNG」だそう。
患者さんは薬が合わないことを医師に告げられず、病院を変えてみたり、市販薬を試してみたりしているようなのです。
知らぬは医師だけ?
でもそれは医師と患者さんがもっとコミュニケーションを取れるような環境になり、患者さんが薬が合わないことを話すことができれば状況は改善すると思います。

 

「薬が効いていません。私には合わないようです。」
その一言をどうぞ遠慮せずに医師に伝えてみて下さい。
医師は患者さんに合うだろうと思う薬を考えながら処方しています。
「この薬がダメなら、作用機序が違うこちらにしてみよう。」
第2選択肢、第3選択肢を考えて下さっているはずですから・・・

 

本日は・・・・そんな便秘治療のNGを考えてみましょう。

 

 

便秘治療の半数以上はNG

 

兵庫医科大学内科学消化管科教授の三輪洋人先生が2017年に行った全国調査では、便秘治療を受けている患者さんのうち「正常便(やや硬い便+普通便+やや柔らかい便)」である人の割合は38%にしかおよばないことがわかりました。(日経メディカルより)

 

【便秘治療中の便形状】

・コロコロ便・・・27%

・硬い便・・・23%

・やや硬い便・・・15%

・普通便・・・11%

・やや柔らかい便・・・12%

・べちゃべちゃな便・・・11%

 

便秘治療の半数はうまくいっていないのが現状です。

 

 

生活の満足度を上げるために、治療の目的は「ただ便がでる」ではなく、「スッキリと良い便がでる」を目指す必要があると思います。

 

あなたの便秘薬、本当に自分に合っている?

 

病院の中でもあまり重要視されてこなかった「便秘治療」。
まだまだ不適切な治療の後遺症は残っています。

 

例えば・・・

・腸を刺激するタイプの薬を長い年月飲み続けてしまった人は。腸の動きが回復するまでに時間がかかります。

刺激性下剤とは?

 

・また腎臓の機能が低下している方に塩類系の下剤(マグミット、カマ)を処方して「高マグネシウム血症」を引き起こしてしまったり。

塩類性下剤

 

・薬が効きすぎてしまって下痢が当たり前になってしまったり。

 

便秘の原因をよく調べずに薬だけに頼ってしまうと、この様な「自分の合わない治療」を続けることになってしまうかもしれません。

 

 

 

便秘処方の考え方

 

総合南東北病院の西野先生によると、半数の患者さんは最初に選択する乳酸菌製剤(シンバイオティクス)と酸化マグネシウム(マグミット)でコントロールが可能です。

 

 

ただし、酸化マグネシウム(マグミット)を長期に使う場合は、血液検査で血清マグネシウムを測定し腎臓への負担がないか経過観察しなければいけません。

 

私も頑固な便秘のお客様には、まず「マグミット」で定期的な排便習慣をつけ、それからナースキュア・ビフィズス菌BB+オリゴ糖で腸内環境を整えるようお願いしてまいりました。

 

病院でも同じような治療内容が定着し始めたことは喜ばしい限りです。

 

 

便秘治療のこれからの課題は、「どんな人がどんな菌をとればベストなのか?」きちんと分析し処方内容を変えていけることだと思います。これが乳酸菌マッチングです(ただこちらは保険適応でないため治療費がとても高額です)。

 

ナースキュアでも続々と臨床試験の結果が出始めています。
近いうちに、結果をまとめて皆様にもお伝えしていきたいと思います。

 

 

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