ウンチ漏らしたのに気がつかない!?便意を感じない直腸脱とは?高齢者と便失禁

ウンチ漏らしたのに気がつかない!?

 

先日、大事件がありました!
私、ウンチを踏んでしまったのです。それも人間のウンチ。

 

信じられないでしょ?
どういう状況でそんなことが起きるのか?普通に生きていたら踏まないでしょ。

 

その日は、久しぶりに友人とジムに行きました。
私が通っているのは公営のスポーツクラブ、2時間320円。高齢の方も多く通っています。

 

運動する前にまずはストレッチをして・・・
マットの上に座ると、「アレ?足に何か付いてる!この茶色ものはなに?くっさーい⁉️」
なんと、私の足の裏にウンチらしきものが付いているではありませんか!えーーーーー❗️
私の友人も踏んでしまったようで青ざめています。しかも2人ともウン悪く素足。

 

周りを見渡すと出口に向かってウンチらしきものが、転々と。
スタッフの方が一生懸命に掃除をしています。
どうして?どうして?

 

急いで足を洗って消毒をして、スタッフの方に原因を聞いてみました。
「高齢の女性の方なんですけどね、便を漏らしても自覚がないみたいなんです。前にも一度あって・・・」

 

でも便失禁(便を漏らしてしまうこと)をしたとしても、下着やトレーニングウェアで受け止めるでしょう?
なぜ床に落ちるの?ありえないでしょ?

 

不思議なことだらけの「ウンチ踏んづけ事件」でしたが、この教訓をキッカケに私は「筋トレを頑張ろう!」と、強く決心しました。

 

なぜ?ウンチと筋トレ?関係あるの?
そう、あるんです。
多分、その女性は「直腸脱」だったんですよね。
便意を感じることが出来なくなってしまう「直腸脱」。
それはどんな病気なのでしょう?

 

本日は、年配の女性に多い「直腸脱」についてまとめてみました。

 

 

直腸脱とは?

 

直腸脱(ちょくちょうだつ)とは、肛門から直腸が出てしまう状態のこと。
高齢になると臓器の下垂が進み、子宮、直腸、膀胱などが出口からハミ出てきてしまい機能に支障が出ることがあります。

 

その中で「直腸脱」というのは、肛門から直腸が垂れ下がってしまっている状態です。
痔かと思って放置している方も多く、「便意を感じなくなった」「気がついたら漏れていることがある」そんな症状で病院にかかり、始めて「直腸脱」という病気を認めることがあります。

 

 

 

直腸脱の症状とは?

 

直腸脱の症状としては、直腸の脱出、便漏れ、排便困難などが主なものですが、腸が出ていることによる違和感や排尿困難などを感じることもあります。

 

初めは、排便時に強くいきんだ時に直腸が肛門から出てしまい、いきむのを止めると自然に元に戻ります。

 

さらに症状が進むと、立ち上がるだけでも出てきてしまい、手で戻さないと自然に戻らなくなります。

 

便の出具合にも支障をきたします。
肛門の括約筋が緩んでしまうため、残便感が続いたり、排便を我慢できなくなったり、便意を感じなくなってしまうのです。

 

脱出が酷くなると10cm以上になることもあり、痛みが強くなります。
このような状態になると手術が必要になります。

 

 

直腸脱はなぜ起きる?

 

直腸脱は女性や高齢者に多い病気で、社会の高齢化と共に増加傾向にあります。

 

直腸が出たままの状態になると、肛門のしまりが悪くなり、便漏れをきたすことも多くなります。そうなると常に「漏れ」を気にして外出することが怖くなり、生活の質が低下してしまいます。

 

直腸脱の治療は手術になります。
腸の脱出がなくなると体の動きは楽になり、また便意を取り戻すことができます。
肛門の随意収縮の改善(しまりが良くなること)がされると「漏れ」も少なくなります。

 

私も明日は我が身。
便意が分からなくなる「直腸脱」にならないよう、筋肉の減少を食い止めよう!
と、心に誓った1日となりました。

 

それにしても、何回洗っても足の裏が気になって仕方がない😭

 

 

 

 

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