柿を食べ過ぎるとなぜ便秘になるの?タンニン(シブオール)の腸管作用と柿胃石

柿を食べ過ぎるとなぜ便秘になるの?

 

うちの主人は「柿」が大好き。
秋になると自分で買ってきて自分で剥いてます。
「1日に2個までにしなよ、便秘になるからね!」
そう言っても、むしゃむしゃモリモリ。

 

次の朝になって・・・
「ホントだ!柿、食べ過ぎたら便秘になった!珍しく便意がないよ。どうしよう〜」
言わんこっちゃない。
たまには妻の言うことも聞かないと。

 

子供達もニコニコしながら
「よし!じゃあホントに便秘になるか試してみよう〜」
と柿ばかり食べ始めました。

 

柿は体に良いフルーツとして有名ですが、食べ過ぎると便秘になったり、胃の中に「石」ができたり、ちょっと困ったことになってしまいます。
どうしてなのでしょう?不思議ですよね!

 

本日は・・・「柿がもたらす便秘」についてお伝えいたしますね。

 

エイジング効果の高いフルーツ・柿

 

柿には私達に嬉しいエイジング効果の高い栄養素がたっぷり含まれます。

 

柿のオレンジ色はカロテンによるもので、豊富に含まれるビタミンC(みかんの3〜4個分)との相乗効果を発揮します。
抗酸化力が高く、体の免疫力をあげ、粘膜を守る働きも強化されるため、風邪の予防や肌荒れの予防に役立ちます。
カロテンとビタミンCの両方がこんなに豊富に含まれるフルーツは他にはありません。

 

渋みのもとである「ジブオール」と「アルコールデヒドロゲナーゼ」は、アルコールを分解するため二日酔いの予防に効果があります。また、ジブオールは血圧を下げる働きも助けます。
またカリウムも多く含まれるため、利尿効果が高くむくみ予防に効果的です。

 

 

 

柿が色づくと医者が青くなる

 

こんなに栄養価が高い柿は、万病の元となる風邪を予防してくれると言われています。

 

漢方では、柿の実が肺を潤して咳や痰(たん)をとめ、炎症を抑えることから結核の補助療法に使われていました。
また、柿の葉には果実以上にビタミンCが多いので、煎じて飲むと高血圧や動脈硬化、粘膜の出血(痔や鼻血、月経過多、眼底出血)に効果があるといわれています。

 

また、柿の色素成分βクリブトキサンチンは強力な発がん抑制効果があるということも分かっています。

 

 

でも柿の食べ過ぎにはご注意を!

 

柿を食べすぎると便秘になると聞きますが・・・いったいそれはなぜなんでしょう?

 

渋みの成分ジブオールは甘柿にも渋柿にも含まれています。
そのジブオールが腸の動きを悪くしてしまいます。
柿を食べると誰でも少し出が悪くなりますが、体質的にもともと便秘気味の人は反応が強くなります。

 

またもうひとつの問題は「柿結石」です。
渋柿の主成分であるジブオール(柿のゴマといわれているところに含まれる)が、胃酸の影響によって可溶性から不可溶性に変化し(溶けにくくなる)、食べ物のタンパク質と凝固を起こして結石を作るといわれています。これがいわゆる「柿結石」です。
まれにですが、胃石は胃潰瘍や腸閉塞の原因となりますので注意が必要です。
柿結石の画像はこちら:閲覧注意!

 

つまり消化があまり良くないのが柿の欠点ということになります。

 

良い点と悪い点がかなり極端な柿ですが・・・
少しずつであれば問題ないようです。
1日に1個を目安にいただくとしましょう。
やっぱり、果物が美味しい季節は嬉しいですよね〜。

 

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