何日でなければ便秘なの?女性が便秘になりやすい原因ともたらす病気
便秘の定義とは?
便秘と一言で言ってもなかなか基準は一概ではないようです。毎日出ていても便秘の人もいるし、3日に一度でも爽快な人は便秘じゃない。頻度と量から判断します。
また、お国ごとでもどうやら様子は違うみたい。日本と海外の違いを調べてみました!
◆日本内科学会では・・・?
「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。何日便が出ていないかではなく、本人が苦痛や残便感を感じるか?が基準になるようです。
◆海外では・・・?
便秘の定義
- 排便回数が週3回未満
- 硬便が排便時の25%以上(4回に1回以上は硬い便)
- 用指的排便(指や綿棒などを用いて強制的に排便させる行為)が25%以上
- 努責(排便時に強くいきむこと)、残便感、閉塞感がみられる頻度が25%以上機能性消化器疾患の国際的部会により定義されているRomeⅢ基準より
つまり、3日以上自然に柔らかい便が出なければ「便秘女子認定」となるようです。
便秘になるとどうして困るのでしょうか。
便秘というのは大腸に便が溜まった状態です。
大腸に便が長時間がたまると、徐々に水分が失われ、37度の中で便は腐敗していきます。この状態が続くと腸の中は悪玉菌だらけになります。悪玉菌が増えるとどうなるのか?発癌物質や発癌促進物、活性酸素などの有害物質が大量に発生します。その有害物質が腸壁から吸収され、血液にのって全身をかけめぐり様々な問題を引き起こします。
平成15年以降、女性の死因トップは大腸がんです。この大腸がんの大きな原因は便秘だと言われています。
便秘が引き起こす病気はがんだけではありません。うつ病、認知症、肌荒れ、薄毛、冷え、アレルギー、アトピー、様々な自己免疫疾患などです。
便秘は万病の元。たかが便秘だと侮らないようにして下さいね。