寝ないとうんちは作られない!?睡眠不足は便秘の元「睡眠時に働く腸内細菌とは?」快眠と快便の関係
快眠と快便の関係
最近のマイブームは「睡眠」です。
寝るといういう行為は最強です。
眠りは幸せだし、健康や若さを保ってくれるし、次の日の活力になるし、なによりお金がかからないのがいい
このまま目が覚めなければ良いのに・・・
なんどそう思ったことでしょう。
目が覚めると働かなきゃいけないし、イヤなことも思い出してしまうし、色々と厳しい現実が待ち構えています。
睡眠と健康と深い関係があります。寝ている間に働く腸内細菌がいて便は睡眠時に作られるものだからです。
本日は・・・
寝ている間に私達の腸はどんな働きをしているのか?
どんな腸内細菌が活発になるのか?
「睡眠と腸内細菌の関係」についてまとめてみたいと思います。
寝ている間にうんちは作られる
体の中でうんちが作られるスピードが一定時間なら、食事の回数分だけ1日3回うんちが出ても良いはずですよね?
なんで1日1回しか出ないのだろう(何回も出る人はいますが・・・)?
不思議に思ったことはありませんか?
それはうんちを作っている大腸は、夜をメインに働く臓器なのです。
食事が口に入って小腸を通過するのは約4、5時間。しかし、大腸に入った瞬間からぐっとスピードが落ち始めます。大腸では水分と無機質などが吸収されます。
腸内フローラがあるのは主にこの大腸。
出口の直腸にたどり着くまでに24時間から72時間と言われています。長さにして計9メートルくらい。
ここに溜まった食事の残渣物が、夜寝ている間に便となるのです。
だから睡眠時間が短い日は朝スッキリ出ない日が多いのです。
夜間に作られた便が直腸にたまり、食事を食べることによって起こる「結腸反射」によってうん意(便意)は起こります。
夜に働く腸内細菌、昼に活動する腸内細菌
人間の研究はまだありませんが、マウスにおいて夜間と昼間の腸内細菌について調べた報告があります。
腸内細菌のうち日内変動(増えたり減ったりすること)をする菌がいるということがわかりました。
それはクロストリジウムやラクトバチルスと呼ばれている菌で、夜間に減少したり昼間に増加したり明暗によって変動するのです。
これらの細菌ボリュームの変動により、腸内細菌によるビタミン代謝や核酸代謝にも変動がみとめられ、DNA修復、細胞増殖やムチン分解は夜に、細菌の運動性は昼間に優位となっていました。
マウスに「時差ボケ」の状態を引き起こしてみると、普通のマウスに比較して「体脂肪蓄積の促進」、「耐糖能の増悪」が認められました。
2週間後、時差ボケが解消するとこの腸内細菌の偏りは解消し個体特有の腸内細菌叢に回復したそうです。
つまり、寝不足が続くと夜に働く腸内細菌の労働量が減り、代謝のバランスが崩れて太ったり抵抗力が弱くなったりするということですね。
つまり「快眠と快便」が私達の健康を支えていると言うことです。
こうやってブログを書いていたらもう11時になってしまった・・・
私も太らないためにそろそろ寝ることとします。