新型コロナ自粛で運動不足が深刻「鉄拳さん、虚血性大腸炎で気絶しそうな腹痛」便秘は腸の血流を止める

新型コロナ自粛で運動不足が深刻

 

最近、お尻の形がだらしなく垂れてきた気がする。
おそるおそる鏡をのぞき込むと予想以上に現状は酷い・・・
試しに息子に後ろ姿の写メを撮ってもらって見てみたら気絶レベルだった

 

というのも、1日中パソコンの前に座るだけの在宅ワークになってからもう1ヶ月以上。
イスに座っているだけだからあちこちの筋肉が萎縮し始めたようです。
ああ、50にしてサルコペ二アかあ〜、少し筋トレしなきゃいけないなあ・・・。

 

と思っていたところに、
ネットニュースで「鉄拳、血便で虚血性大腸炎!」と言う文字が飛び込んできました。
可哀想に〜、きっとずっと座ってお仕事していたんでしょうね。
便秘を放置していたら気絶しそうな腹痛が起きたそうです。

 

自粛生活で動かなくなり、気がつくと食べる量が増えているし、動かないから便秘がちだけど・・・
思い当たる節ありますよね。
本日は・・・鉄拳さんがなってしまった虚血性大腸炎についてお伝えしたいと思います。

 

 

鉄拳さん、虚血性大腸炎

 

パラパラ漫画で有名なお笑い芸人の鉄拳さんが先週の25日、虚血性腸炎で入院していたことを発表しました。
ご本人のTwitterでは、

 

「ずっと便秘がちだったのですが、先日気絶しそうなほどの腹痛に襲われ、トイレに行きましたら血便が出てしまい、すぐにお医者さんに診てもらいましたら虚血性腸炎と診断されました。」

 

と報告し、自粛生活によっておこる運動不足について呼びかけました。

 

「ストレスや運動不足による便秘で起こる症状らしいです。皆さま、自粛で家にいてもできる運動はして健康には十分気を付けて下さい」

 

きっと相当な傷みだったのではないでしょうか?
回復されて良かったですね。

 

 

 

便秘が原因の虚血性大腸炎とは?

 

虚血性大腸炎とは、大腸の血流障害によって腸の粘膜に炎症や潰瘍が発症し、激しい腹痛と下痢、下血がおこる疾患です。
これは血管と腸粘膜の問題が関係し発症すると考えられています。

 

腸側の問題としては、慢性便秘や浣腸などによる腸管内圧の上昇があります。
常に大量の便で腸が膨満していたり、急激に大量の浣腸液を注入することによって、腸の中の圧が上がり腸が血流障害を起こします。

 

血管側の問題としては、動脈硬化や血栓などがあり、高齢者や糖尿病、高脂血症などの動脈硬化や血流低下をきたす疾患を持つ方に発症しやすいといわれています。

 

その重症度から、一過性型、虚血型、壊死型と3型に分類され、壊死型は緊急手術で腸を切断する必要がありますが極めて希です。
好発部位は便が蓄積する大腸の脾彎曲部から下行結腸、S状結腸です。

 

鉄拳さんのように描いてみたけど、絵心なさすぎ(-_-;)

 

治療は基本的に入院して絶食しながら輸液と抗生物質の投与になります。
症状の軽快が確認出来たら、食事を開始し、腸管の動きが正常に戻れば退院できます。一過性型では短期間で完治しますが、狭窄型や壊死型は手術が必要となることもあります。
良性の疾患ですが、対応が遅れると危険を伴うことがあります。

 

一生懸命、自粛してコロナを予防していたら他の病気になってしまった・・・なんてことにならないように運動不足対策していきましょうね。
私もこれからベランダで縄跳び500回挑戦です!

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