笑顔は最高のアクセサリー!そのイライラうつの原因は腸内細菌不足かも?!うんちの量と美人の法則vol6

イライラうつの原因は腸内細菌不足かも?!

 

まだ私が看護学生だったころ、1人のうつ病の患者さんを受け持ちました。s病院という当時は有名な精神科の専門病院の患者さんです。患者さんのNさんは当時47歳、今の私と同じ年です。とても痩せていて口数の少ない患者さんでした。彼女は沢山の向精神薬を内服していたこともあり、とても酷い便秘でした。

 

しかし、病状が寛解し退院にむけて薬の量を減らして調整するようになると、少しずつ便が出るようになりました。薬の量が多かった時にはカチカチで、摘便(便を掻き出すこと)をしなければどうにもならなかった便が浣腸で出るようになり、そのうちに自然と排便出来る様になりました。

 

まだ学生だった私は知識も無く、どうして便が出るようになったのかわかりませんでした。しかし、その頃を振り返って使っていた薬と腸内細菌の関係を学ぶようになると薬の量と便秘の因果関係がわかるようになりました。

 

Nさんは便の量と共に、少しずつ笑顔が増え最後は私ともなんとか会話をしてくれるようになりました。笑った表情を見たときに「Nさんってこんなに綺麗だったんだ」と笑顔が眩しかったのを覚えています。

 

本日は・・・うつと腸内環境についてお伝えしましょう。

 

 

人間はうつ状態になると腸内細菌バランスを崩す

 

私達人間は近年まで抗生剤もワクチンもない環境で生きてきました。感染症に罹患することは死を意味していました。感染症に罹患しないためには人と関わらないようにするのが一番です。昔の人は敵から攻撃を受けたりしてストレスがかかると、みずからをうつ状態にし集団から離れて防衛したと言われています。これはうつ状態になると動作が緩慢になり食欲も落ち、社会活動から疎遠になります。このうつ状態が感染症に罹患している人に接触しないようにするために有効だったのではないかという学説があるそうです。

 

ストレスによるうつ状態になると胃腸症状を訴える人がとても多いです。ストレスによる食欲不振や胃痛、下痢などの消化管の不快な反応が、脳へうつ状態になるように命令し結果的に行動を緩慢にさせたり、社会活動から疎遠にさせたりしているのではないかと腸内細菌の第一人者藤田紘一郎先生もおっしゃっております。

 

 

いらいらを防ぐためのビタミンを腸内細菌が合成する

 

人は環境が変わるとストレスがかかりイライラしてくることを多く経験します。それは食べ物や環境の変化で腸内細菌が数を減らしてバランスを崩した結果、ビタミン類の不足が起きたことが根底にあると思われます。

 

東北大学の研究によると、腸内細菌によるビタミンB群の合成は腸内細菌のエサであるセルロースの添加によって大幅に増強されるとあります。ビタミンは食べ物から吸収するよりも腸内細菌からの合成の方がずっと重要なのです。

 

 

うんちを増やして幸せホルモンセロトニン、やる気ホルモンドーパミンを出す!

 

ビタミンの多くが脳内の伝達物質の合成に関わっています。脳内の幸せホルモンと呼ばれているセロトニンややる気を起こすドーパミンはたんぱく質の分解産物であるトリプトファンとフェニルアラニンによって腸内で合成されます。たんぱく質の分解にはビタミンCが必要です。アミノ酸からセロトニンやドーパミンを合成するためには葉酸やナイアシン、ビタミンB₆といったビタミンが必要です。これらビタミンは私達の身体の中では合成できません。腸内細菌が作ってくれるのです。

 

だから、腸内細菌が不足すると脳内伝達物質がへりイライラしてくるのです。

 

腸内細菌をふやすこと=うんちの量をふやすことだとしつこいくらいお伝えしていますね。
どんなに美人でも険しい顔をしてばかりでは台無しです。
逆に多少パーツが悪くても(わたしか!)笑顔でいれば人は可愛くみえるもの。
こころから微笑むことができるようにまずはうんちの量を増やしましょう!

 

私が一番皆様にお伝えしたいうんちのお話。シリーズで書いておりますので読み逃した方はどうぞご覧くださいね!

 

うんちの量と美人の法則シリーズはこちら

 

 

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