腸内環境についてのご質問を承ります!
ナースキュアでは腸活について皆様からご質問を公式LINEにて承ります。消化器科看護師胃腸良子が直接返信いたしますので何でも聞いてください。本日は皆様から多く寄せられる質問例をまとめてみたいと思います。
便秘は万病のもと
今日もうんちが出ない。もう何日出ていないだろう。
便秘薬を手放せない。薬が手に入らなくなったら私はどうなるんだろう?
一生、薬のお世話にならなければならないのだろうか?
40歳以上の女性の約7割の女性がお通じのお悩みを抱えています。
毎日、快便と言う人は約2割。何も気をつけずにするする出るという人の方が圧倒的に少ない様です。
それはなぜでしょうか?やはり老化現象が一番に考えられます。腸の動きや腸内環境は加齢と共に衰えます。
若い頃は全く気にならなかったのに、最近はすっきりしないという方も多いのではないでしょうか?
私に寄せられるご相談内容のトップは便秘と腸のお悩み。加齢と腸の衰えは背中合わせの様です。
慢性化してしまった排便障害を何とか解決したい。
自分の力で便を出せるようになりたい。
本日は便秘に関するご質問をまとめてみました。
Q1 便秘は身体に悪いですか?
そうですね。便を腸内に停留させることは良い事ではありません。
人の身体の中は37℃。その腸内に便が留まり続けると、水分は減り細菌が繁殖し悪玉菌が優勢になります。
長く腸内に溜まった便は、有害物質を産出してしまいます。便が溜まりやすいS状結腸は大腸癌のリスクが高まります。
また、便秘は頭痛、肌荒れ、肥満傾向、血流障害、冷え性を引き起こします。
Q2 便秘薬を使い続けてはいけませんか?
刺激性下剤は腸の自発運動能力を低下させることになるので常用は避けたいものです。
便秘薬の種類によっては、習慣性になり離脱する事が難しくなり、量を増やさなければ効果が出にくい薬もあります。
参考にして下さいね。
Q3 老化する腸に対して、どのような対策をすれば良いのでしょうか?
腸内フローラの権威・辨野義己先生は「腸内細菌革命」でビフィズス菌ロンガム種の減少を食い止めろ!と唱えていらっしゃいます。
加齢とともにビフィズス菌は減少していきます。特にビフィズス菌の中でもロンガム種の減少が著しくなります。
毎日ビフィズス菌を腸に送り込む。そうすれば減っていく先住のビフィズス菌が活性化して、腸の老化を遅らせる事が出来るのです。(辨野義己著:腸内細菌革命より)
腸の老化は身体の老化に直接影響しますので、気をつけたいものですよね。
たかが便秘と侮るなかれ「便秘は老化のもと」。
健康的に綺麗になりたい方は、まずは快便対策を試みて下さいね!