冷え性の人は便秘になりやすい?
毎日暑い日が続きますね。1日中クーラーのきいた室内でデスクワークをしていると血流や腸の動きが悪くなり老廃物の排出が滞ってしまいます。
手足の冷えは気になるので靴下を履いたりひざ掛けをしたり対策する方は多いと思いますが、お腹はどうでしょうか?
ご自分のお腹を触ってみてください。ヒヤッとしたら要注意。腸の血流が悪くなっています。この冷えがスッキリしない原因なのかもしれません。
女性の健康と美容に冷えは大敵!夏の冷え便秘を防ぐと共に、腸を温めてお腹の動きを活発にしましょう。
本日は、夏の冷え対策と体温を上げて免疫を高める方法をまとめてみましょう。
腸管を冷やす原因は内臓脂肪と毛細血管の減少
女性は男性に比べ筋肉量や毛細血管量が少ないため、特に手足は冷えやすいです。
40歳を過ぎた頃から毛細血管の数が減少していくため、夏でも手足が冷たいと感じることが増えてきます。
内臓の冷えは内臓脂肪の蓄積と関係があります。腹腔内、腸間膜の周りに脂肪が蓄積すると血流が低下するため腸管の動きが悪くなり蠕動運動(腸が便を押し出す動き)が起こりにくくなります。また慢性的な便秘は固くなった便が腸管壁を圧迫するため内腔の血流を妨げる原因となります。つまり冷えが便秘を招き、便秘が冷えを悪化させるのです。
- 体が冷える
- 血管が収縮して血流が悪くなり、血液中の栄養素や酸素がスムーズに運ばれない
- エネルギー不足で腸の蠕動運動(ぜんどううんどう:腸が自ら動く動き)が鈍くなる
- 便秘になる
内臓脂肪は身体を冷やすだけではなく炎症の原因にもなります。内臓脂肪は20種類以上のアディポサイトカイン(悪玉ホルモン)を分泌することが分かっています。これらのホルモンは血管に炎症をもたらし、血栓を作ったり、インスリンの働きを弱め、がんや高血圧、糖尿病の誘発します。
冷えると病気になりやすいというのはこのような悪因子が重なるからなのですね。
体温が上がると免疫力が上がる理由とは
体温を1度上げると免疫力はアップすると言いますが、体が温まっている時には体の調子がいいと感じることが多いのではないでしょうか?
その理由はあまりハッキリと解っていなかったのですが、腸内細菌が解明されるにつれ色々なことが解るようになりました。
ビフィズス菌や乳酸菌に代表される腸内細菌の善玉菌が多いほど下痢や便秘になりにくいと言われていますが、この善玉菌が活発になる温度は37度以上、つまり深部体温が高い方が腸内細菌が増えやすいということになります。
体が冷えて腸内温度が低いと快便の助っ人である善玉菌が働いてくれなくなり、便秘や下痢になりやすくなります。
便秘が続くとさらに悪循環に。腸が動かないということは、腸への血流も低下してしまいます。
血流悪い⇒腸が動かない⇒便秘⇒更に血流が悪い⇒頑固な冷え
このように、便秘も冷えもなかなか解消できなくなってしまいます。
お腹冷えを解消する生活習慣
お腹冷え便秘を予防するために、心がけたい生活習慣です。
- お腹の中から温める方法
・冷たい飲み物ばかり摂らない、温かい食べ物や飲み物を摂る
・身体を温める食材を摂る(生姜や唐辛子、根菜類やイモ類等) - お腹の外から温める方法
・腹巻きやカイロを使用する
・入浴時にはぬるめのお湯にゆっくりつかる
厚着をしたり、暑いお湯につかると、汗をかき逆に内臓の冷えを悪化させてしまうので注意が必要です。 - 有酸素運動
息が上がるくらいの有酸素運動を行うと、全身の代謝があがり血流改善に効果があります
夏場はクーラーの中で冷えを感じることが多いものですが、内臓の冷えをしっかり予防して冷え便秘を改善しましょう。
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