女は溜まって詰まる
私が内視鏡技師時代、毎日午後に6〜8人の大腸内視鏡検査を行っていました。
大腸内視鏡の検査の順番を決める基準はまず性別です。
女性は必ず後の方。
なぜかというと、女性は男性に比べて検査に時間がかかるからです。腸が長かったり、癒着していたり、下垂していたり、男性が10分で終了するところ1時間かかるということも珍しくありませんでした。
その腸の形態からもわかるように、明らかに女の腸と男の腸は異なり「女はつまり、男はくだる」ものなのです。
女々しい腸とは?
女性は男性にくらべて腸が長い人が多く、食物の腸内停滞時間が長く便秘を起こしやすくなります。また出産によって骨盤が開き、腸が下垂してしまった場合や、帝王切開で腸が癒着してしまったことも便秘の原因になります。
また、ホルモンバランスや生理周期によっても便秘を起こしやすくなります。生理直前に分泌が増える黄体ホルモンの受容体が、便を移動させる腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を抑制する作用を持つからです。
インナーマッスルである腸腰筋が鍛えられていない人もいます。運動不足や加齢、無理なダイエットなどで筋肉が衰えたことで、腸の蠕動が鈍くなるために起こる便秘もあります。
女々しい人の美腸活
女子力が高い腸の場合、やはり何かしら積極的な対策をしてあげないといけません。
・運動・・・腸蠕動を活発にする、腹圧をかけるための下腹部の筋肉を鍛えましょう。
・水溶性食物繊維を!・・・闇雲に食物繊維を多く摂りすぎても便秘の原因になります。ごぼうなどの不溶性食物繊維は便の嵩ましには効果的ですが、腸の折れ曲がったり細くなったりした部分でつまりの原因になってしまうことがあるのです。腸のなかでゲル状になってくれる若布などの水溶性食物繊維を上手に取り入れましょう。
・腸の栄養、ビフィズス菌、乳酸菌を!
・腸マッサージを!・・・入浴後の身体が温まっているときに腸のマッサージをしてあげてみて下さい。横になってお臍の下のあたりかもちあげるように揉みほぐします。また骨盤の角のあたり、脚の付け根のあたりを押すようにマッサージします。
女らしいがゆえ・・・詰まってしまうのは困ったことです。
しかし、美しい腸をつくるためには時には女を忘れて対策する必要があるのかもしれませんね。
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