血便が出た!これって「大腸がん」ってことですか?下血の種類と病気の関係

血便が出た!

 

最近血便が出るのですが大腸癌の疑いありますかね?

 

先日、お客様よりお問合せをいただいたご質問内容です。

 

「トイレが血だらけで!」
「お尻から血が出たんだけど!」
「便が真っ黒でびっくりしました」

 

こういうご報告やご質問をいただいたくことは、よくあります。
血便=大腸がん
そんなイメージを持たれる方は多いかもしれませんが、血便という症状が現れる病気は他にもいくつかあります。

 

便器が真っ赤だったりしたらびっくりすると思いますが、慌てずによく観察してみて下さい。
血の混じり方や色によっても、何が原因なのか推測できますのでチェックする必要があります。
出来れば写メなんかあると診察の時に参考になりますよね(撮る勇気があればの話ですが・・・)

 

本日は・・・血便の種類と病気について調べてみましょう。

 

 

血便の種類と病気

 

ひとことで「お尻から血が出た」と言いましても、種類は様々あります。
その血は赤い?茶色っぽい?それとも黒い?
また便の表面に付着しているのか?混じっている感じなのか?便の最後にさーっとでるのか?

 

以下に主な血便と病気の可能性について挙げてみたいと思います。

・鮮血便⇒真っ赤なサラッとした出血。痔や直腸の潰瘍などが考えられます。
・暗赤色便⇒便に血が混じり込んでいる状態です。大腸の奥の方からの出血と考えられます。
・粘血便⇒大腸炎や炎症性腸疾患であることが多いです。べたっとして黒っぽいのが特徴です。
・黒色便⇒主に胃や十二指腸からの出血である可能があります。黒くてべっちゃっとした感じです。
・潜血便⇒肉眼では確認出来ない出血です。大腸がんの可能性は否定できません。

 

 

ただ、どんな血便でも必ず「大腸内視鏡検診」をして、肉眼で原因を確認しなければいけません。
「大腸がん」は、どんな出血の場合でも可能性はあるからです。
しかし、必要以上に心配をすることもありません。
毎日しっかり観察すれば違いも分かるようになります(まれにトマトの皮を出血と間違える方もいらっしゃいます(-_-;))

 

 

腸の病気による血便

 

血便が出た、これは腸からの病気を知らせるSOSです。
血便が出る病気には、腸の病気、胃や食道の病気が考えられます。
一般的には、食道や胃からの出血は黒色、大腸や肛門、痔などからの出血は鮮やかな赤色となる傾向があります。
ここで病気別による出血の特徴をまとめてみます。

 

大腸がん、大腸ポリープ・・・ある日突然「ドバッとという出血がでる」ということは珍しいかもしれません。ポリープの先端や癌化した部位からジワジワと出血するのが特徴です。便潜血反応で発見されるケースが多いものです。がんが進行した場合や肛門付近にできている場合は肉眼的な出血が認められることもあります。

潰瘍性大腸炎・・・血便で発覚するケースが多い病気です。腸粘膜に潰瘍がおきる病気のため、粘血便が認められることがあります。

感染性腸炎・・・細菌やウイルスに感染して引き起こされる病気です。発熱、下痢、腹痛などを伴いますが、血便が出る場合は重症です。

大腸憩室炎・・・「憩室:けいしつ」とは、大腸の粘膜が薄くなり袋のようになった状態を指します。憩室自体は問題ないのですが、そこに便が溜まって炎症を起こすことがあります。比較的出血量が多いことがありますので、早めに受診することをお勧めいたします。

・・・「血便」の症状の中で一番多い原因が「痔」です。出血の特徴は排便後に出血したり、便の表面に付着する場合が多いです。「お尻から血が出た!」という分かりやすい症状が多いものです。

 

こんな気になる症状があれば、
まずは病院へ。
消化器内科、肛門科などであればよく分かると思います。
下血を放っておくと貧血になってしまいますので、長引かせてはいけません。
ウンチは腸の健康状態を敏感に教えてくれます。
毎日チェック忘れずにね〜

 

 

 

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