おじさんのうんちが臭い理由「出来る男の腸管理術!」男の人の腸内環境はなぜ改善されないのか?

男の人の腸内環境はなぜ改善されないのか?

 

昨夜は男性経営者様との打ち合わせでした。
新しい医師向けの仕事を立ち上げるのですが、私はアドバイザーに任命していただきました。
さくっと内容を話し合った後・・・

 

「良子ちゃんに聞きたいことがあるんだよ」
大きな会社を支える社長様たちがこぞってなんだろう?
まあ、間違ってもお金を稼ぐ方法ではないだろう。
私は貯金より消費が得意だし。

 

「最近、というか前からお腹の調子が悪くてね〜。いつも下っちゃうんだよね。どうしたら治るかな?家族からトイレが臭いって文句がくるしね〜」
60代の男性達がもっとも気になる事。
それはいつまで自分が健康で働けるかということだそうです。
そのため「腸内環境」を男性も気にし始めたようですよ。

 

社長の1日の食生活を伺ってみました。
朝:お水とサプリメントだけ
昼:おにぎりやサンドイッチ、あとお客様にいただいたお菓子。
夜:会食が週に6日、家で食事をすることはほとんどない
夜中:甘い物少しとコーヒー

 

そりゃー、お腹も下るわ〜〜〜。
食物繊維不足、脂肪過多、塩分過多、アルコール過多。
お腹の調子が悪くなる理由だらけです。

 

そんな社長世代向けのセミナーをやって欲しいという依頼が・・・
どんな話をしよう?
おじさんのお悩みとは・・・
下りやすい
体力低下
活力減退

 

つまり、いくつになっても元気でがんばれる「腸活法」ですね。
はい、承知いたしました。
考えてみましょう。

 

 

おじさんのうんちが臭い理由

 

お父さんのトイレの臭いがきっかけで、家族が喧嘩になったことはありませんか?
我が家もしょっちゅうです。
主人が前日に宴会だった日はとくに。

 

うんちやおならの臭いの大体は腸で作られます。
腸では、食べたもののカスが腸内細菌で分解され、その際に臭い物質を発生します。炭水化物などは特に腸内細菌の善玉菌によって分解され、二酸化炭素やメタンといった臭いの少ないガスを作ります。
逆に、動物性タンパク質や脂肪は悪玉菌によって分解され、アンモニア、インドール、スカトールなどの悪臭を放つ臭い物質を発生させます。前日焼き肉の日のうんちが臭いのはそのためです。

 

この臭い物質の一部は、便やおならと一緒に排出されますが、大部分は腸から吸収され、門脈(肝臓に栄養素を運ぶ血管)を通って肝臓に運ばれます。
そして、臭い物質は肝臓で分解されたり、合成されたりして無臭化されます。例えばアンモニアなら、肝臓で尿素に分解去れ無臭化されて尿から排出されます。

 

しかし、分解されなかった臭い物質の一部は、再び腸に送られ一部は便やおならとして排出され、残りは肝臓に戻り再度無臭化されます。
このように、腸と肝臓の間を物質が循環し無臭化されたり再利用されたりするシステムを「腸管循環」といいます。
「腸管循環」がスムーズに働いていれば、うんちもおならも体臭もそんなに臭くはありません。

 

ところが、肝臓がアルコールの分解でフル回転していると腸管循環の機能が落ち、腸内で臭い物質が過剰に発生し処理が追いつかなくなります。
そして、「お父さんのトイレ問題」が発生するわけです。

 

 

80歳以上の長寿男性の腸内環境

 

長寿と言われている男性の腸内環境を調査してみると、ある特徴があるそうです。
腸内細菌の多様性がありビフィズス菌が優位です。そして若いころと変わらないくらい「便の量がしっかりある」ということです。

 

腸内フローラは複雑な微生物の生態系、つまり「腸内エコシステム」を形成しています。腸内エコシステムは健康維持に重要でバランスが崩れると大腸がんなどに加えて糖尿病、肥満、高血圧、炎症性疾患など様々な疾患に関わっていることが明らかになっています。

・腸内細菌が慢性腎臓病を防ぐ
・腸内フローラがインスリン抵抗性の原因となる
・腸内環境が血糖値コントロールに関与

これらの関係性が注目され研究が進められています。

 

カナダのウェスタン大学生化学部教授のグレックグール氏は言っています。

「例えば、コレステロール値を基準値よりも高くしないことが、心筋梗塞などの循環器疾患を予防するためのバイオマーカーとなるのと同じように、年齢を重ね体が老化しても腸内細菌の多様性を維持することが、健康な加齢のバイオマーカーになると考えられています。」

 

研究チームは、3歳の幼児から100歳を超える高齢者まで、健康とされる中国人の男女1000人を対象に腸内フローラを採取して分析しています。これらの人々から腸内細菌を採取して分析したところ、健康な高齢者の腸内フローラは若い世代のものと相似していることが分かっています。

 

 

出来る男の腸管理術

 

最近の研究では、腸内エコシステムこそが、健康な生体恒常性維持の重要な役割を担っていることが分かっています。
私達が持つ腸内フローラは、その宿主である人間の腸だけではなく全身のコンディションに影響を与えており、体の中の重要な臓器であると考えられるようになりました。

 

特に腸内細菌が生み出す「短鎖脂肪酸」が人間の健康のカギを握っています。
「短鎖脂肪酸」とは、腸内細菌がつくる、酪酸、プロピオン酸、酢酸などの有機酸のこと指します。腸上上皮細胞の重要なエネルギー源となり、炎症を抑える働きがあります。
また、短鎖脂肪酸には、腸内を弱酸性化の環境にすることで有害な菌の増殖を抑え、腸の働きを正常にするという働きがあります。
短鎖脂肪酸を増やすために必要な食品は食物繊維です。⇒短鎖脂肪酸と食物繊維はこちら

 

 

男性の皆様、外食で十分な野菜の量を確保することは難しいかもしれませんが、朝野菜ジュースを飲んだり、お昼ご飯を玄米おにぎりにしたりちょっとの工夫を心がけて下さい。

 

「老い」を引き起こす重要なキーワードは「炎症」です。
体の慢性炎症を引き起こさないためには、腸内環境を整えて短鎖脂肪酸を増やしましょう。
あとアルコールと糖分も控えてね!
50歳を超えたらもうあまり沢山の糖分は必要ありません。夕食のパスタやピザは控えましょ。

 

O社長、次回までに「出来る男の腸管理術」まとめておきますね〜。

 

 

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