「ペットボトルのお茶を飲むと下します」ペットボトル飲料に含まれるビタミンCと下痢の関係

夏になると下痢が酷くなる

 

先日、50代の男性経営者K様よりこんなご相談を受けました。

 

K「ぼくさ、すぐに下痢をするんだけど夏場になると酷くなるんだよね。なんでだろう?クーラーで冷えるからかな?」

 

胃腸「1日ペットボトル何本くらい飲みますか?下痢をしやすい人は控えた方が良いと思います。市販されている緑茶飲料500ml当たりのビタミンC含有量は平均で100mgくらいなのですが、下痢しやすい人が2〜3本飲むとお腹にきてしまうと思います。
ミネラルウォーターや家で作ったお茶に変えた方が良いと思います。」

 

K「へー、そうなんだ!知らなかったよ。ペットボトルの原料のところにビタミンCって書いてあるでしょ?だから体にいいものだと思っていたよ〜。」

 

そうなんです。
下痢タイプの方はペットボトルのお茶は控えた方がいいんです。
これ、どこにも書いていないんですよね。
ネットのQ&Aなんかにも質問は上がっていますが、答えは的を得ていないものばかり。

 

私も外出中はペットボトルのお茶を時々買ってしまいますが、できることなら水筒かミネラルウォーターにした方が良いと思ってます。

 

そんなK様の疑問にお答えして・・・本日は「ペットボトルのお茶と下痢」についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

ペットボトルのお茶にビタミンCが添加される理由

 

お茶は気楽にペットボトルで飲むという常識が定着しつつありますが、問題はペットボトル茶に添加されているビタミンC(L-アスコルビン酸)の品質と量にあると思います。
お茶のペットボトルの裏を見て下さい。ほとんどのお茶にはビタミンCが添加されています。
緑茶メーカーのサイトをみると、ビタミンCの添加目的を
「茶葉に含まれるビタミンCが加工や抽出の段階で失われてしまうため、それを補うため」
としています。

 

 

しかし、ビタミンCを使う主な理由は「変色防止」「酸化防止」などを防ぐためです。
つまり防腐剤として使用されているわけなのです。

 

ペットボトルのお茶に添加されているビタミンC(L-アスコルビン酸)は、90%以上が中国産です。
その原料は遺伝子組み換えされたトウモロコシを使うため、安全性に疑問があります。

 

 

添加物に使われるビタミンCは中国産

 

サプリメントや食品添加物に使われるビタミンCですが、日本では93%以上を中国の輸入から頼っています。

 

以前は国内でもビタミンCの製造が行われていたのですが、現在は工場を閉鎖してしまっているため、日本では製造されていません。世界中で添加物として使用されているビタミンCの生産拠点はほぼ中国だと言われています。

 

中国以外ではイギリスで生産されていますが、中国産に比較すると価格が高いため、イギリス産のビタミンCが使われている商品は国内ではほとんど見かけることがありません。

 

 

下痢になりやすい人はビタミンCを考える

 

ビタミンCは水溶性のビタミンであるため、過剰に摂取しても体外に排出されるため問題は少ないと言われています。
しかし個人差はありますが、摂りすぎると副作用が現れる人もいます。

 

ビタミンCを過剰に摂取することで起こる副作用として挙げられるのは「下痢」です。
体にビタミンCが不足していると吸収率は促進されますが、体にビタミンCが充足している場合は尿として排出されます。吸収しきれなかった余分なビタミンCは腸管に残留し、「下痢」の症状を引き起こすことがあります。

 

お腹が強い人や便秘気味の人は問題はないでしょう。
しかし、過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎など、普段から「下痢」で悩んでいるかたは避けたいものです。

 

外来で医師が下痢になりやすい人へ食事指導をすることがありますが、「ペットボトルのお茶は避けてください」という話は聞いたことがありません。1本100mgのビタミンCを気にする人はいないのでしょう。

 

しかし、この猛暑。
1日で2〜3本のお茶を飲むという方も多いのではないでしょうか?
「最近、お腹をくだしやすいな」と感じたらペットボトルのお茶を少し控えてみて下さい。
小さな原因を取り除くことも「症状改善の一歩」です。
お財布にもお腹にも優しい「マイボトル」を持ち歩いてみてはいかかでしょうか(*^O^*)

 

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