体臭で病気の種類が分かる!「便秘の人の臭い、下痢の人の臭い」便臭で腸内フローラが分かる?

体臭で病気の種類が分かる?

 

看護師になりたての頃、いつも不思議に思うことがありました。
病棟ごとに「臭い」が違うんです。
糖尿病患者さんが入院している病棟。
大腸がん患者さんが入院している病棟。
副鼻腔炎の患者さんが多く入院している病棟。

 

同期の研修医と「臭いだけでどんな病気か推測する」というトレーニングをしたことがあります。
新規患者さんの臭いをかいで、どんな病気かを推測します。
甘い匂いは糖尿病、胃がん患者さんは卵の腐った臭い、大腸がん患者さんは便の臭い。

 

病気には独特の臭いがあることは、昔から知られています。
病気になると体内での物質の合成や化学反応が健康時とは違ってきます。
体のバランスの乱れが、汗や尿、吐く息などに混じって体臭となるからです。体臭はまさに体の変化を知らせるサインです。

 

毎日のトイレの臭いも体調の変化がわかる指標です。
体調が良い時と、悪い時の違い。
お肉を食べた時と野菜が多い時の違い。
便秘の時と下痢の時の違い。

 

自分の臭いは大丈夫かしら?
心配になりますよね。
でも体の臭いはわかりにくいけれど、便の臭いは自分でもわかります。
排便時の臭いで自分の腸内環境の変化を理解することも大切です。
あなたの腸内フローラを、臭いの変化で観察してみて下さい。

 

 

 

おならや便の臭いが臭い人は要注意

うんちやおならは臭いもの、当然です。
しかし、その臭いにも個人差が激しいことはご存じでしょうか?
ご存じではありませんよね。
普通は他人の便の臭いは嗅ぎませんからね。

 

腸内環境によって便やおならの臭いは変化します。
腸内でガスが発生しおならの元が作られます。おならは食べた食べ物が発酵してできたガスです。腸内環境が良い時のガスはあまり臭いません。

 

便の臭いは、腸内で食べ物のタンパク質が細菌により分解されるときに発生します。タンパク質を分解するのは主にウェルシュ菌などの菌。肉などが中心の食生活になると、ウェルシュ菌の割合が増え「メチルメルカプタン」「硫化水素」「インドール」「スカトール」「アミン類」などの含硫化合物や窒素化合物が発生し便の臭いがきつくなります。

 

タンパク質の分解産物のアンモニアや硫化水素等のニオイ成分は、腸粘膜を傷つけ腸のバリア機能を低下させる原因にもなります。

 

 

 

便秘の臭い、下痢の臭い

 

便秘は、腸の中にうんちが長時間溜まった状態ですから、腸内細菌に悪い影響を与えます。
うんちがエサとなり、クロストリジウムなどの悪玉菌が増殖します。そしてアンモニア、硫化水素などの有害物質を発生させるため臭いがきつくなります。

 

下痢は便が短時間で通過してしまうため、臭いを発生させないようなイメージがありますが、同じく便臭を強くします。水分と共に腸内細菌が流れ出てしまうため、バランスが崩れてしまいます。善玉菌の定着が悪くなり、便臭が強くなります。

 

 

便の臭いを改善するためには?

 

おならや便の臭いを改善するためには?どんな食べ物を食べたら良いでしょうか。

・腸内環境を改善する食物繊維を摂ること・・・海藻などの水溶性食物繊維、藍藻類(スピルリナ、クロレラ)、キノコ類

・体臭を抑える消臭食物を摂ること・・・ポリフェノール、カテキンなど。人参の葉やパセリにも消臭効果があることで有名です。

・植物精油を摂る・・・植物から取れる精油にも消臭効果があります。パセリ種子、クニン種子、ナツメグなどの精油です。

 

 

自分の臭いはなかなか分からないだけに気になりますよね。
腸内環境を改善し、便秘、下痢を治すことが根本的な解決策ですが、排便コントロールには時間と根気が必要です。
とりあえず私も主人の臭い対策のため(子供達からクレーム多数)、人参の葉っぱを探して見るとしますか〜。

 

 

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