逆流性食道炎の治療でお腹が張るように「小腸でガスが発酵する理由」PPIタケプロンとSIBOの関係

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小腸でガスが発酵する理由

 

お客様よりこんな問い合わせが。

 

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増えています、こういう症状を抱えた方。
胃潰瘍を治療する薬タケプロンやネキシウム(PPI)が発売され、胃炎で悩まされる多くの方が救われました。
救世主のような薬でそのシェアは一気に拡大。

 

でも効きすぎる薬は副作用も問題です。
胃酸の分泌を抑えるPPI(プロトンポンプ阻害薬)は、胃酸過多による胃潰瘍や胃炎を改善してくれますが、
胃酸の分泌不足による副作用もあるのです。

 

その副作用は自覚症状として目立たないため、しばらく放置されることが多いのですが・・・
気がつくと腸内細菌バランスが崩れ厄介な事になります。

 

どうしてPPIを飲見続けるとSIBOへと繋がるのか?
本日は「お腹の張り」について考えてみましょう。

 

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逆流性食道炎が増えている理由

 

私が久しぶりに臨床の場に戻りびっくりしたことは、逆流性食道炎の多さです。
「胃潰瘍は激減し、食道炎へと病気はうつり変わっている」
そんな印象です。

 

前にも触れていますが、これはピロリ菌除菌の副作用でしょう。

 

↓逆流性食道炎とは?

『逆流性食道炎を防ぐ3つのコツ「原因は腹圧を高める食べ過ぎと便秘」食道がんのリスクを考える』

 

 

PPIを長期内服した結果

 

胃炎や逆流性食道炎で、もう何年も薬を飲み続けている方も多いと思います。
胃の症状は改善していると思いますが、このままPPIを飲み続けて良いのか?と不安になりますよね。

 

『タケキャブ、タケプロンを止めたい「胃薬の上手な使い方」逆流性食道炎と食道がんのリスク』

 

PPI長期内服の副作用は色々と問題となっていますが、私のところに寄せられる悩みは「お腹の張り」です。

 

↓逆流性食道炎で薬を長期内服した副作用
https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/170961-1-05.pdf

 

PPIを長期間内服していると、胃酸が不足するため食物がきちんと消化できず、吸収障害が起こります。
カルシウムの吸収不足で骨粗鬆症に
亜鉛の吸収不足により疲労感や肌荒れ脱毛などの原因に
栄養バランスを考えて食事内容を考えても、体に吸収されていなければ意味がなくなってしまいます。

 

 

PPIとSIBOの関係

 

胃の痛みで悩んでいたときは感じなかったこんな症状ありませんか?

 

✓常にお腹が張っていてガスが溜まっている感じがする

✓口臭が便臭のような臭いがする

✓便がとても臭い

 

本来、胃で細かく消化された食物が十二指腸へと流れて行くわけですが、消化不良のまま送られた食物は「腸内発酵」の原因となります。
腸内細菌が主に生息する場所は、大腸です。
小腸は免疫を司る細胞が体の50%以上占めるため、限られた腸内細菌がわずかに生息するだけです。
しかし、未消化の食べ物が送られ発酵すると大腸に住む腸内細菌が小腸で増加して「鼓腸:こちょう」の原因となります。
腸内細菌が異常増殖し、ガスが増えた状態をSIBOと呼びます。

 

↓SIBOとは?

『発酵食品やヨーグルトを食べると異常にお腹が張る!SIBO(小腸内細菌異常増殖)と過敏性腸症候群』

 

小腸内細菌異常増殖症を予防するためには、内服薬の見直しと食生活の改善が必要です。
まず、よく噛むこと。
発酵食品の取りすぎには注意すること。
食事量全体を抑えること。
食べたらすぐに横にならないこと。

 

また自分の症状をよく観察し、お腹が張る食材がなんなのかを探してみてください。
グルテンや脂質を減らすことで症状が改善することもあります。
できるだけ薬に頼らない健康習慣、始めてみてください🤗

 

 

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