健康で良い腸内環境とは?「毎日トイレでうんちを観察してますか?」便の形、臭い、色で腸内環境が分かるんだよ。

トイレでうんちを観察

毎日うんちを観察しよう!

うんちにも健康と不健康があるって知ってた?形、臭い、色で腸内環境が分かるんだよ。「流す前に見る」これやっていない方結構いると思います。
「一刻も早く流れてしまえ!」その気持ちは分かりますが、腸内環境を知るためには大事なこと。毎日チェックするようにしてみてね。

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健康なうんちの形とは?

まずはうんちの形です。どんな便が良い形なのでしょうか?
良いうんちの見本がどこかに飾ってあるわけではないので、うんちの理想系を想像するのは難しいかもしれません。
合格ラインはスルっと出るバナナ便です。

バナナ便

健康な便、残便感(残った感じ)がないと完璧です。

水溶性・ドロ状

下痢です。粘液や血液、膿などが混じっている場合は細菌性腸炎、ウイルス性腸炎、アレルギーなどの可能性が!

太くて硬い便

弛緩性便秘が考えられます。大腸の運動が低下しているため便柱が太く硬くなります。

兎糞便

ウサギの糞のようなコロコロとした便は、水分が吸収されすぎた状態。痙攣性便秘が考えられます。

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うんちの臭いは?腐った臭いは腸内環境悪化のサイン

臭いの元は、腸内細菌によってタンパク質が分解されてできるスカトール、インドールという物質です。
便が大腸に長く留まると腸内発酵がすすみ臭いが強くなります。腸の中は37度の多湿エリア、時間と共に腐敗が進みます。

・未消化タンパク質はアルカリ性の臭い
・肉食が多いと腐敗臭
・脂肪便は酸性臭
・膵炎や直腸がんもきつい臭いを発生させます

うんちの色は?歳と共に濃くなってる?

腸内のpHが低いほど(酸性)便の色は黄色っぽく、
pH7(中性)を超えると茶色っぽく、
pH8(弱アルカリ性)を超えると黒っぽくなります。
腸内細菌が減少すると腸内んもpHが上昇し濃い茶色へとなっていきます。

pH以外に便の色を変化させる要素はこちらです。

黄色:酷い下痢の時に見られます。牛乳の多飲、大黄(下剤成分)、センナ(下剤成分)、脂肪便(脂を摂りすぎ、吸収障害)の時に見られます。
黄褐色:正常な便の色、これは胆汁色素ビリルビンによるものです。
茶〜茶褐色:食べ過ぎ、飲み過ぎ
濃褐色:肉を食べた時や便秘の時に見られます。ココアやチョコを大量に摂取した場合も色が濃くなります。
黒色:タール便と呼びます。50〜75ml以上の出血があると黒くなり、1000ml以上の出血は数日間タール便が続きます。鉄剤、薬用炭、イカスミ料理でも便は黒く変化します
緑色:母乳の新生児の便。クロロフィルを多く含む緑黄色野菜を食べ続ける人は緑色になります。
赤色:直腸がんか痔が疑わられます。出血した場所が肛門に近ければ近いほど新鮮血のため赤くなります。
灰白色:胆汁の分泌が悪い。腸結核、膵臓の病気でもこの色になります。


異常な便とは?病気のサイン?

米のとぎ汁様の便

コレラ特有の便です。乳幼児のロタウイルス感染でもみられます。

タール便

胃などの上部消化管からの出血が疑われます。

いちごゼリー便

アメーバー赤痢が疑われます。

ヒトの顔色によって健康状態がわかるのと同じように、うんちにも顔色があるわけで・・・(顔色?うん色?)
毎日観察することで「今日のうん調」が分かるようにようになっていきます。
うんちは腸内環境の鏡です。毎日のトイレチェックで良い腸内環境を手にいれましょう。

腸内細菌の働きと腸内環境

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