便秘で肌が荒れるのはなぜ？「腸内環境と美肌の関係」菌活スキンケアに必要なうんちの量

便秘で肌が荒れるのはなぜ？

Contents

0.1 便秘で肌が荒れるのはなぜ？

1 Follow me!
- - 1.0.1 共有:

先日、バスに乗っていた時のこと。
20台くらいの女の子が3人で話していました。
「もう今日で5日だよ〜。全然でないんだよね〜」
「え？それトイレのこと？でもそのくらい普通じゃない？私、10日とかあるし〜」
「溜まってくると必ずニキビが酷くなるの。関係ないかもしれないけどマジむかつく。プロアクティブじゃ治らないし。なんか良いコスメないかな〜」

最近、本当に増えている若い女の子の肌荒れ問題。
渋谷のセンター街で厚化粧をしている若い子達の肌状態が可哀想。
やっぱりこれは食事が原因ですよね。
生まれた時からコンビニ食とジャンクが当たり前では腸内環境が乱れても仕方がないです。

あなた達のお母さん世代の方がずっと肌は綺麗よ、って思ってしまう。
成長期を昭和で過ごした私達は、家でのご飯が普通で、外食とか買い食いとかは今のように便利ではありませんでした。
レトルトかもほとんどなかったし、コンビニができたのはいくつの頃だったろう。
だからベースの腸内環境が強いのですよね。

腸内環境が乱れている状態で、どんなにスキンケアを頑張っても焼け石に水です。
特にニキビと毛穴はテキメン。

どうして便秘をすると肌が荒れるのか？
不思議ですよね。
本日は、肌荒れを防ぐ腸内環境の整え方についてまとめてみましょう。

便秘と肌トラブルの関係

普段から便秘知らずの方が何かのきっかけで便秘になったとき、その変化を強く感じることがあると思います。
くすみが酷くなったり、毛穴が開いてきたり、顎下のニキビが出現したり。

一般的には「腸にたまった毒素が血流にのって全身に行き渡った」という説明になりますが、これをもう少し詳しく解説すると・・・
便秘になるとフェノール類（フェノール、パラクレゾール）などの腐敗物質が腸から血液に吸収され、肌荒れを引き起こします。

このフェノールとはなにかと言いますと、一般的に悪玉菌と分類される腸内細菌で、タンパク質が分解されてできるアミノ酸を餌とします。普通は少量のため便と共に排出されますが、腸内に便がたまった状態になるとフェノールが過剰になり腸から吸収されてしまいます。

そして血流にのって皮膚に到達します。
皮膚は脂質を多く含む組織のため、他の臓器よりもフェノール類を蓄積しやすいことが分かっています。

フェノールを排出する排便リズム

頑固な便秘による肌荒れに悩んでいる方、まずは便秘解消のため原因をさがしましょう。
あなたに足りない「うんち習慣」はどれですか？

◆運動量が減った、ずっと座っている、歩く量が少なくなった

外出自粛による運動不足は深刻！「巣ごもり便秘は免疫力低下のもと」長生きと腸の関係

◆食物繊維の量が足りない

食物繊維の効果と腸内細菌叢「腸の役割とは？」サンファイバー＋酪酸菌・シンバイオティクス

◆そもそも毎日の排便習慣がない

自分で簡単にできる毎日うんち習慣「するっとすっきりで病気知らず」快便は医者いらず

この3つが揃わないと、「毎日快便」が遠のきます。
美肌作りのためにもうんち習慣を取り入れましょう。

プロバイティクスとプレバイオティクスの美肌効果

米国の皮膚科学会は、皮膚の炎症を抑え、抗菌効果をもたらし、皮膚を治癒させるためには、プロバイオティクス（ビフィズス菌、乳酸菌）を評価しています。
プロバイオティクスは、免疫力や疾病予防など様々な効果が期待できますが、肌に使用する場合、プロバイオティクスの種類によって評価が変わるため、どの種類が何に効くのか、正しい情報を得ることが大切です。

スキンケア商品に詳しい医師は、「プロバイオティクスを摂り続けることで、１ヶ月のうちに使用者の肌の透明度が35％向上する」と述べています。
特にプロバイオティクスの中でも、エンテロシンとして知られる新しい「天然の抗生物質」、エンテロコッカスフェカーリス（ナースキュアの乳酸菌）が期待が大きいと評価されています（フェカーリス菌は腸内フローラにより形成された糞便に由来する菌）。
最近の研究では、「エンテロコッカスフェカーリスの使用により、８週間のうちにニキビが５０％減少した」ことが証明されているそうです。