お腹が痛い!この痛みは病気?病院に行く?
腹痛にはいくつかの種類があり、痛みの場所や原因によって対処法が異なります。
様子をみていいタイプの腹痛とすぐに病院に行かなければならない腹痛があります。
放置してはいけない腹痛を理解していないと手遅れになることも。
あ〜〜。また来るかも!
そう思うと冷や汗もの。
じわじわ来るお腹の痛み、辛いですよね。
私も子どもの頃は毎日腹痛を抱えていました。
うずくまって痛みが治まるのまでやり過ごす時間。
これ拷問です。
脂汗かきます。
私に体質が似ている次男と三男はやはりしょっちゅう腹痛を起こします。
子「ママ?お腹痛い!う〜、これ病気?病院行かなくて大丈夫なの?」
胃「この痛みは腸蠕動の痛みだから大丈夫よ」
ママ友「なんでそんなこと分かるの?お腹の痛みにも大丈夫と大丈夫じゃないがあるの?」
本日はそんなお声にお答えして。
腹痛の種類と対処法についてまとめてみましょう。
腹痛が起こる場所
お腹の痛み、これには色々種類がありますがおおまかに上腹部と下腹部に分かれるため、
痛む場所を特定することが大切です。
上腹部の痛み
みぞおち周囲の痛みは胃痛である可能性が高いです。十二指腸、胆のう、膵臓の炎症でもお腹の上部分が痛みます。
下腹部の痛み
お臍から下の痛みは腸の痛みである可能性が高いです。右下腹部痛は虫垂炎であることが多いです。
間欠的な下腹部痛は腸の動きが加速しています。
刺すような持続的な痛みは炎症を伴う可能性が。
子宮や卵巣、膀胱の炎症の場合も下腹部が痛みます。
腹痛の種類
腹痛にはおおまかに分けて、内臓痛と体性痛の2つがあります。
◆内臓痛
消化管の痙攣、収縮、拡張などによって起こる痛みです。
自律神経を介して起こる腹痛で、痛みの場所が明確ではなく「お腹全体が痛い」と感じるのが特徴です。
痛みは間欠的で鈍く、吐き気や冷や汗といった症状を伴うことがあります。
下痢や便秘でも内臓痛は起こります。
◆体性痛
内臓を取り巻く腹膜、腸間膜、横隔膜などに分布している知覚神経が刺激されて起こる腹痛。
内臓痛と違い、刺すような痛みが持続的に続きます。
痛みの部分がハッキリしているのが特徴です。
体性痛の代表は虫垂炎です。
腹痛の対処法
痛みが簡潔的で排便後に症状が回復する場合は様子をみても問題ないでしょう。
しかし、痛みが持続的に強くなる場合は病院への受診をお勧めいたします。
また症状に併せて薬を選ぶようにして下さい(普通の痛み止めを飲んでも逆効果になることがあります)。
◆みぞおちの痛み
胃痛による場合が多いので、ガスターなどのH2ブロッカーやタケプロンなどのPPIが適切です。
◆お臍周辺が広範囲に痛む内臓痛
腸の動きが亢進している時に起こる痛みなので、ブスコパンなどのブチルスコポラミン臭化物が適切です。
◆鋭い痛み
虫垂炎、憩室炎などの時に起こるので、抗生剤や鎮痛剤が適切です。
必ず医師の指示に従って内服しましょう。
ただ単に「お腹が痛い」という症状でも原因によって対応が大きく変わってきます。
むやみに鎮痛剤を飲むと逆に症状が悪化することも。
必ず医師に相談するようにしましょう。
特に小さなお子さんは内臓痛に対して敏感です。
食事量や食事内容を工夫して痛みの原因を取り除くことも必要です。
(うちの子は強力粉の消化が苦手なのでラーメンを食べると内臓痛を起こします)
お腹の悩みは大きなストレスになります。
出来るだけ解消してスッキリ生活を目指しましょう!