大腸ポリープは放置して大丈夫?がん化するまでの期間と進行ステップ。大腸内視鏡検査の重要性

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大腸ポリープが大腸がんになるまでの道のり

― 5〜10年かけて静かに進む変化とは ―

「小さなポリープなので、ついでに取っておきますね。」

大腸内視鏡でこう言われたことはありませんか?

そのとき、多くの人がこう思います。

まだ“がん”じゃないのに、なぜ取るの?

答えはシンプルです。

大腸がんの多くは、ポリープから始まるからです。

ポリープ=がん?実は違います

大腸にできるポリープには種類があります。

  • 腺腫(せんしゅ)将来がんになる可能性あり

  • 過形成ポリープ基本的にはがん化しない

  • 脂肪腫脂肪のかたまり

  • 異所性膵生まれつきの組織でがん化しない

問題は、腺腫です。

今は良性でも、時間とともに一部ががんへ変わることがあります。

近年では、
「鋸歯状病変(SSL)」という、見た目はおとなしいのにリスクを持つタイプも知られています。

つまり、

小さいから安全、とは言い切れない。

これが大腸の怖さであり、同時にチャンスでもあります。

大腸がんができるまでの5ステップ

大腸がんの多くは、次の流れをたどります。

① 正常な粘膜
② 腺腫(良性ポリープ)
③ 異形成(細胞の乱れ)
④ 早期がん(粘膜内)
⑤ 進行がん(深部浸潤・転移)

これを
「腺腫-癌連続説(adenoma–carcinoma sequence)」 と呼びます。

ここで大事なのは、

🕰 この変化には 5〜10年ほどかかることが多い ということ。

だから、

今のうちに取れば、未来のがんを消せる。

これが内視鏡治療の本当の意味です。

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どの段階で見つかるかが“運命の分かれ道”

▶ ステージ0〜Ⅰ

内視鏡で切除 → その日のうちに治療完了の場合も

▶ ステージⅡ以降

手術+抗がん剤治療

▶ 進行すると

入院、人工肛門、長期治療が必要になることも

実は、

大腸がんは「防げるがん」なのに、命を落とす人がいるがんでもあります。

理由はただひとつ。

検査を受けていないから。

b1336e256bae3f68e014e61db304e47f早期癌と進行癌の違い(さかい胃腸クリニック症例参照にしてAIで作成)

大腸がんは“予防医学の代表例”

  • 便潜血検査

  • 定期的な大腸内視鏡

  • ポリープ切除

これだけで、発症リスクを大きく下げられます。

消化器科で働いていると感じるのは、

「もっと早く検査していれば…」
という言葉の多さです。

症状が出る頃には、進んでいることが少なくありません。

だから私はこう言います

大腸がんでは、もう死なない時代にできる。

正確に言えば、

早期発見できれば、十分に治癒が期待できるがん。

怖がるのではなく、
先回りして守る。

それが大腸内視鏡の本当の価値です。

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最後に

40歳を過ぎたら一度は検査を。
家族歴があるなら、さらに早めに。

未来の自分を守るのは、
今日の小さな行動です。


※本記事は一般的な医学情報をもとにしています。症状や検査結果によって対応は異なりますので、気になる症状がある場合は医療機関でご相談ください。

 

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