看護師が解説|健康な便・異常な便の見分け方|色・形・臭いでわかる腸と病気のサイン

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この記事では、消化器科で働いてきた看護師の立場から、健康な便と異常な便の見分け方について、色・形・臭いといったポイントをもとに解説します。あわせて、病気が疑われるサインや医療機関を受診する目安についてもご紹介します。

健康的うんち、病的うんちの見分け方!

うんちの健康を考えたことはありますか?便秘や下痢を気にすることはあるかもしれませんが、「健康的なうんちを作らなきゃ」と考える人は少ないでしょう。顔色が良い、肌艶が良い、そんなサインと同じように「良いうんち」を出すことも大切です。なぜならうんちは腸内環境のバロメーターだからです。ここではうんちの観察の仕方、健康的な、病的なうんちの見分け方についてまとめて見ましょう。

うんち観察習慣

私は息子が小さな頃に「今日のうんち」を報告させていました。

「今日はなが〜いのが出たよ」
「ちょっとべちゃっとして臭かった」
「ビックバナナだぜ!」

毎日のうんちを大喜びで話す子ども達を見守るのが大好きでした。
「男の子って愛すべきアホやな」
その習慣が残っているのか?今でも時々報告してきます。
「高校生のうんちは想像したくないから言わんでよろしい。なにか特別な異常があるときだけにしなさい」
「え〜、でもうんちなんか他のと比べたことがないから、どれが正常でどれが異常か分からないよ」

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そうか、普通は他人のうんちと自分のうんちなんか比べないか!
私達消化器科の看護師くらいか?毎日うんち観察しているのは・・・でも「正常なうんち」と「異常なうんち」について分かっていると自分で自分の病気を発見できるかもしれませんよね。

健康うんち、病的うんちの見分け方

「流す前に見る」これやっていない方結構いると思います。
「一刻も早く流れてしまえ!」その気持ちは分かりますが、必ず観察はするようにして下さいね。

まずは形。
便に含まれる水分量と腸に便が滞在した時間によって形は変わってきますので観察しましょう。

次に色。
便の色が異常な場合、病気が潜んでいるかもしれません。
腸内細菌バランスも関係しますのでね、色も要チェックです。

最後に臭い。
トイレに嫌な残り香があったら腸内細菌バランスが崩れている証。
便が腸に滞在すればするほど臭いもきつくなります。
また下痢で嫌な臭いがある場合も腸炎のサインかも。必ず、臭いも気にしましょう。

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病気のサインはうんちにでる

もう少し詳しく、うんちの性状についてまとめてみましょう。

◆うんちの形◆

バナナ便:健康な便

水溶性・ドロ状:下痢です。粘液や血液、膿などが混じっている場合は、細菌性腸炎、ウイルス性腸炎、アレルギーなどの可能性があります。症状が数日以上持続する場合や、発熱・腹痛を伴う場合は、医療機関を受診しましょう。

太くて硬い便:弛緩性便秘が考えられます。大腸の運動が低下しているため便柱が太く硬くなっています。

兎糞便:ウサギの糞のようなコロコロとした便は水分が吸収されすぎてしまうためなります。痙攣性便秘が考えられます。

◆うんちの臭い◆

うんちの臭いは個人差も大きいですし、食事内容によってもかなり変化します。
臭いの元は、腸内細菌によってタンパク質が分解されてできるスカトール、インドールという物質です。

また腸内停滞時間と関係します。
便が大腸に長く留まると腸内発酵がすすみ臭いが強くなります。

未消化タンパク質はアルカリ性の臭い
肉食が多いと腐敗臭
脂肪便は酸性臭
膵臓や大腸の病気が背景にある場合、便臭が強くなることもあります

◆うんちの色◆

腸内のpHが低いほど(酸性)便の色は黄色っぽく、pHが7(中性)を超えると茶色っぽく、pHが8(弱アルカリ性)を超えると黒っぽくなります。
pH以外に便の色を変化させる要素です。

※実際には、便の色は腸内のpHだけで決まるものではなく、胆汁色素や腸内細菌、腸内通過時間など複数の要因が関与します。

✓黄色:酷い下痢の時に見られます。牛乳の多飲、大黄(下剤成分)、センナ(下剤成分)、脂肪便(脂を摂りすぎ、吸収障害)の時に見られます。

✓黄褐色:正常な便の色、これは胆汁色素ビリルビンによるものです。

✓茶〜茶褐色:食べ過ぎ、飲み過ぎ

✓濃褐色:肉を食べた時や便秘の時に見られます。ココアやチョコを大量に摂取した場合も色が濃くなります。

✓黒色:タール便と呼びます。上部消化管(胃や十二指腸など)からの比較的多量の出血があると、血液が消化されて黒色の便になることがあります。
ただし、鉄剤、薬用炭、イカスミ料理などの影響でも便が黒く変化することがあります。黒色便が続く場合や、腹痛・貧血症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

✓緑色:母乳の新生児の便。クロロフィルを多く含む緑黄色野菜を食べ続ける人は緑色になります。
赤色:鮮やかな赤い便は、痔による出血のこともありますが、直腸がんをはじめとする大腸の病気が隠れている場合もあります。
一般に、出血した場所が肛門に近いほど新鮮血となり、赤く見えやすいとされています。繰り返す場合や腹痛を伴う場合は、医療機関を受診しましょう。

✓灰白色:胆汁の分泌が悪い。腸結核、膵臓の病気でもこの色になります。胃の検査でバリウムを飲んだ時も同様です。

◆異常な便◆

米のとぎ汁様の便:コレラ特有の便です。現在の日本ではまれですが、乳幼児ではロタウイルス感染などでもみられることがあります。

タール便:胃などの上部消化管からの出血が疑われます。

いちごゼリー様:アメーバー赤痢が疑われます。現在の日本ではまれな感染症ですが、海外渡航歴がある場合などは注意が必要です。

本日は「うんちの見分け方」をまとめてみました。毎日見ていると少しの変化が自分でも分かるようになります。
うんちは腸内環境のバロメーター、しっかり観察してみて下さいね!

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