花粉症シーズン突入へ
いよいよ花粉症が本格的なシーズンになってきました。
鼻水、目のかゆみ、くしゃみなど本当に煩わしい症状で困ります。
鼻水を嚼みすぎ鼻の下を真っ赤にしながら、
「いっそのことスギの木を全部伐採しておくれー!!!」
とわめいております。
だから言わんこっちゃない。
あれだけもっと腸内環境を大切にしなさい!
と言ったじゃない。
母の言葉になんかちっとも耳を傾けない。
うちの家族で花粉症なのは次男だけです。
他のメンバーはアレルギーとも無縁。
アメリカ育ちの次男の腸内環境は他のメンバーに比べて脆弱です。
腸内環境をみくびるからこんなことになるのよ!
実際に辛い症状を体験しなければ、こんなことはわからないかもれません。
もうジャンクフードを止めてお弁当の野菜を残さず食べること。
あなたがやらなければならないことは病院に行くことより、食事内容を見直すことの方が先決だから。
本日は・・・・もう花粉症で苦しまないよう体質改善をすることを考えてみましょう。
腸内環境とアレルギー
人間の腸は食べ物や外界からの病原菌などの異物に常にさらされています。
しかし、「腸管免疫はこのような宿主にとって有益ではないものを排除する働き」を担っています。
この腸管免疫のシステムの調子が悪くなると、炎症性腸疾患や自己免疫疾患、食物アレルギーなどが起こります。しかし、その詳しくは未解明な部分が多いので、さらなる研究が待望されています。
私達の腸管の免疫担当細胞数は2,000億個で全末梢リンパ球の60~70%といわれ,腸内細菌はパイエル板をかいして,免疫系の発達に強い影響力を持っています。
理化学研究所より
また,腸内細菌がアレルギーの発症に深く関わっていたり,ある種の腸内細菌を摂取することでアレルギー症状の緩和が認められるとの数多くの報告があります。
症状の緩和に関しては、
どのような症例に
どの菌種を
いつ
どの程度の量を投与すべきか
などより詳細に検討する必要がありますが、究極のアレルギー根絶の手段は予防にあることは言うまでもありません。
BB536(ビフィドバクテリウム・ロンガム菌)とアレルギー症状の緩和
花粉症患者44名にスギ花粉が飛び始める約1ヶ月前から、1日にビフィズス菌BB536粉末1000億、またはプラセボ粉末のどちらかお13週間にわたって摂取してもらったところ、ビフィズス菌BB536摂取群では花粉症の痔核症状が緩和されて、血中マーカーも改善されました。
ビフィズス菌研究所より
やはり症状を改善させるためには花粉がピークになる1ヶ月前くらいから内服し始めたほうが良いようですね。
ビフィズス菌研究所より
腸内フローラを鍛えるためには?
花粉に負けない丈夫な体を作るために大切なことはなんでしょう?
私がいまはまって読んでいるティムスペクターの「ダイエットの科学」からまとめますと、大体こういうことになります。
まさに私も同意見!
1. 現代人の腸内細菌の種類は、50年前にくらべて30%も減っている。
2. 腸内細菌の種類が多いキューバ人は、アメリカ人の2倍も砂糖をとっているにも関わらず、肥満や現代病の発症率が非常に少ない(つまり、腸内環境さえしっかりしてれば、糖質が高い暮らしをしていても問題はない)
3.「無脂肪」系の製品は基本的にジャンクフードと同じで、腸内環境を悪化させる可能性のほうが高い。
4.「5:2ダイエット」や「8時間ダイエット」のようなプチ断食は、腸内環境を良い方向に変える効果がある。
5. 抗生物質を使って育った食肉が、大幅に現代人の腸内環境を悪化させている可能性が高い。
6. 人口の3割のヒトは、もともと体内に大量のヤセ菌を持っており、食べても太らない傾向がある。
7. 農場で暮らしたり、ペットを飼うとアレルギー予防になる。
食事、環境などを出来るだけ自然に近いものに持って行くことがアレルギー予防の最善策です。
薬はただ辛い症状を抑えてくれるだけで原因の解決には繋がりません。
皆様も「外敵に負けない腸作り」心がけてくださいね。
Rくん、花粉症を押さえたければ、コンビニのカフェラテは控えてね。
食用油脂が腸内細菌を殺してしまうからね。