優腸発酵食とは?「腸に良い食べ物教えてください!」腸内細菌が喜ぶ食べもの、嫌がる食べもの
年末の胃腸疲れ
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昨日も忘年会だった。
さすがにそろそろ胃腸がヤバい。
胃もたれはするし、お腹はゆるいし、何より食べすぎだわ。
このシーズン、そんな方が多いことと思います。
という私もそのひとり。
12月の金曜日は毎週忘年会。
みんなに会えるし、美味しいものもたべれるし、楽しいんですけどね。
そろそろメンテしてあげないと。
お正月までもちません。
休肝日ならぬ、休腸日も作ってあげないとね。
暴飲暴食が3日間続くと腸内フローラはがらりと変化します。
油っこい食べ物、アルコール、糖分過多。
思い当たることばかりですよね。
そんな疲れた腸内環境をリセットするために必要な物と言えば「発酵食品」
本日は、年末疲れの胃腸に優しい優腸発酵食のご紹介です。
腸が嫌がる食べ物
腸に良い食べ物かどうか?を見極めるためのモノサシのひとつに「うんちの臭い」があります。
お肉ばかり食べた次の日の臭いはどうですか?
結構、キョーレツでしょ?
逆に沢山の野菜と発酵食品をとるとどうなるか?
ほとんど臭いが気にならなくなると思います(やったことが無い人は試してみて下さい)
私のブログを読んで下さっている方は耳にタコかもしれませんが、もう一度ここで「腸に悪い食べ物」をリマインドしておきたいと思います。
⇒現代人はビタミン、ミネラル欠乏症「コンビニ食が命を縮める」保存料リン酸塩が腸内細菌を殺す
⇒食用肉の抗生剤が病気を作る!「マイクロバイオームを脅かす食肉、脅威の耐性菌スーパーパグとは?」
腸が喜ぶ食べ物
荒れた腸内フローラを戻してリセットするために必要な食べ物、それはやはり発酵食品です。日本には良い発酵食品が沢山ありますが、ここではその種類と代表的なものをまとめてみました。
【酵母による発酵食品】
酵母とは、植物や果物、樹液、花の蜜など、あらゆるところに生息しています。
食べ物に含まれる糖をエサにして、それをアルコールと炭酸ガスに分解しながら成長し、人間に有用な発酵食品を作り出しています。昔の人達はこの自然の力を利用して古来より発酵食品を作ってきました。
酵母による発酵食品の代表に「くさや」があります。
このうま味や独特の臭いは、漬け汁に含まれる酵母の働きによるものです。
【乳酸菌による発酵食品】
乳酸菌による発酵食品はヨーグルトやチーズなどの動物性食品が有名ですが、日本オリジナルの食品としては味噌、醤油、日本酒、漬け物などがあります。
重石をのせて食品が空気にふれるのを防ぐと、食品が質を落とさずにに好気性のカビや雑菌の繁殖が抑えられ、嫌気性を好む乳酸菌の働きが高まります。この働きにより糖から乳酸が作り出されて美味しい発酵食品が作り出されます。
乳酸菌の代表的な食べ物と言えば、長野の「すんき漬け」などが有名です。
また高知の「碁石茶」、徳島の「阿波晩茶」は乳酸発酵させた珍しいお茶です。
【酢酸菌による発酵食品】
お酢のラベルをみると「穀物酢」と書いてあるものが多いと思いますがこの穀物酢は酢酸菌を元とした発酵食品です。
穀物酢として有名なものは、長崎の米酢、麦酢、沖縄のあまざきなどが有名です。
1つの発酵食品ばかりを食べるのではなく、沢山の種類を摂るように心がけましょう。
腸内環境を改善し、免疫力を高めるためには、腸内細菌の多様性を高めることが重要です。
種類が違う発酵食品をとり、沢山の菌を摂り入れるように心がけたいものですよね。